松尾好將の発言 (文教委員会)

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○説明員(松尾好將君) 捜査一課長の松尾でございます。
 それでは、神戸市須磨区におきます小学生を対象とした一連の殺人事件等の捜査状況等につきまして御報告をいたします。
 まず、土師淳君殺人事件でありますが、この事件は、去る五月二十四日の夜に、被害者の家族から所轄の須磨警察署に対しまして、被害者が午後一時半過ぎに祖父の家へ行くと言って家を出たまま帰ってこないと、こういうふうな届け出を受けたわけであります。
 兵庫県警察におきましては、所要の体制によりまして発見等の捜索活動を推進していたわけでありますが、五月二十七日になりまして、淳君の頭部が神戸市市立の友が丘中学校の正門前で、また胴体部分を同校から西方約七百メーターぐらい離れました竜が山所在のケーブルテレビアンテナ基地内において、それぞれ発見をしたわけであります。兵庫県警察におきましては、即日、所轄の須磨警察署におきまして百三十名体制の捜査本部を設置し、聞き込み捜査等、所要の初動捜査を開始したわけであります。
 さらに、その後になりまして、六月四日でありますが、地元の神戸新聞本社に対しまして、いわゆる犯行声明文が送達をされてまいりました。
 兵庫県警察におきましては、本事件は極めて反社会性が強く、残虐な特異犯行であるということから、捜査本部の百三十名体制のほかに、京都あるいは大阪両府警からの応援も得まして、再発防止のための警戒活動等を実施してまいりまして、現場中心の聞き込みあるいは被害者の足取り捜査等を重点に捜査を推進してまいったわけであります。
 その結果、神戸市の須磨区内居住の中学三年生A少年、十四歳、彼が容疑者として浮上してまいりまして、捜査をしましたところ、本件の容疑が濃厚になったということで、六月二十八日の朝に被疑者を兵庫県警察本部に任意同行を求めまして取り調べを行いました結果、自供したと。さらに、それとあわせまして実施した自宅の捜索によりまして、本事件に使用したと認められる凶器等の発見をいたしましたために、同少年を本件被疑者と断定をいたしまして、同日午後七時五分に通常逮捕したものであります。
 被疑者につきましては、六月二十九日の午後に神戸地方検察庁に身柄を送致し、勾留が決定され、現在、須磨警察署に勾留をいたしまして、動機、背景等も含めた詰めの捜査を推進しているところであります。
 なお、この間、七月六日の日曜日から八日間にわたりまして、被疑者の供述に基づきまして、犯行に使用した凶器等を投棄した現場付近の池について捜索をしました結果、本人の自供どおり、金のこなど証拠品を押収したところであります。
 次に、いわゆる連続通り魔事件であります。
 この事件は、ことしの二月十日、同じ須磨区内の中落合一丁目の路上におきまして、雑談中の女子児童、当時十二歳でありますが、この二名が鈍器様のもので頭を殴打されまして、うち一名が加療一週間を要する傷害を負ったという事件であります。
 また、さらに三月十六日になりまして、同じく須磨区内の竜が台二丁目の路上におきまして、通行中の当時十歳の女子児童がやはり鈍器のようなもので頭を殴打されまして、三月の二十三日に頭蓋骨粉砕骨折を伴う脳挫傷で死亡したということであります。さらに、その事件から約十分後でありますが、現場から約二百メーター離れました同じ竜が台の三丁目の路上におきまして、通行中の当時九歳の女子児童が鋭利な刃物で腹部を刺されたということで加療約十四日間の傷害を負った事件であります。
 これらの事件につきましては、この淳君事件と現場が近いということ、それから小学校の生徒が対象になっているということ、さらに期日が近接しているというようなことから、これらの事件との関連性も視野に入れながらこれまで捜査をしてまいったわけでありますが、昨日までに必要な裏づけがなされ、容疑が固まりましたので、同少年をこれらの事件におきましても被疑者と断定をいたしまして、昨日の午前九時三十七分に再逮捕したものであります。被疑者の身柄につきましては、本日午前中に神戸地方検察庁に送致をする予定にしております。
 いずれにいたしましても、この事件におきましては被疑者が十六歳未満の少年であるということから、今後とも法に照らし、少年の特性に十分配慮しながら適正な捜査を推進してまいりたい、そして、この取り調べを通じまして一連の犯行を解明してまいりたいと考えているところであります。
 以上でございます。

発言情報

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発言者: 松尾好將

speaker_id: 11416

日付: 1997-07-16

院: 参議院

会議名: 文教委員会