阿部幸代の発言 (文教委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○阿部幸代君 スポーツ振興投票の実施等に関する法律案、いわゆるサッカーくじ法案等を継続審議とすることに反対の意見表明をさせていただきます。
 サッカーくじは、日本弁護士連合会の鬼追会長が指摘しているように、サッカーゲームの勝敗を予想し、結果が的中すれば金銭を得るという性格に照らすと、刑法が禁じている賭博行為に該当するものであるという点で紛れもないギャンブルです。それは、何よりもフェアプレーの精神を大事にするスポーツを汚し、ゆがめるばかりではなく、サッカーを愛する青少年の夢を壊し、その健やかな成長に新たな障害を持ち込むことになります。だからこそ、PTAの全国協議会や東京都協議会を初め、主婦連や地婦連など広範な団体や個人が一貫して導入に反対の声を上げています。
 また、サッカーくじ法案には、Jリーグの業務、事業計画、大事にわたって文部省の深い関与が明記されており、スポーツ団体の自治と自主性の尊重を真っ向から否定するものです。これは、オリンピック憲章や社会教育法、スポーツ振興法にも反し、スポーツの自由な発展と国民の権利としてのスポーツの振興を願う者として問題視しないわけにはまいりません。
 もともとサッカーくじ法案は、これまで国民各界の強い反対によって国会への提出ができなかったものが、今国会、衆議院でわずか二時間四十分の審議で採決を強行されました。しかも、衆議院の本会議では、提案者の属する各党党首を初め約七十人の反対や棄権、欠席者がありました。その上、参議院本会議での趣旨説明と質疑を行うことなく委員会付託を強行したものです。これでは国民の理解と納得は到底得られません。
 法案の内容からも、また今日までの経過からも、サッカーくじ法案等は廃案にするべきであり、継続審議には反対いたします。

発言情報

speech_id: 114015077X01819970618_011

発言者: 阿部幸代

speaker_id: 30672

日付: 1997-06-18

院: 参議院

会議名: 文教委員会