斎藤文夫の発言 (予算委員会)

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○斎藤文夫君 重ねて御努力、御苦労に敬意を表します。ぜひぴとつ平和的な早い解決を心から望むものでございます。
 さて、大臣の御予定を考えまして、ちょっと順番を変えて質問させていただきます。
 夫婦別姓問題につきまして、衆議院に民主党が議員立法を提案されたと報道されておるところでございます。この夫婦別姓問題は、先週の当委員会におきまして総理を初め何人かの閣僚の方々の所感が述べられました。総理の、子供たちが兄弟で名字が違っておったらどう思うだろうかと、御所見を拝聴して、胸にずんとこたえるものがございました。私にも実は名古屋や寝屋川の御婦人の方からお手紙が三通来ております。この方々の御意見は、結婚の原点を別姓は否定する、あるいはまたきずなの薄い夫婦をつくるものだ、こういう立場から反対だという御意見でございます。
 日本で庶民といいますか国民が名字を許されたのは、御承知のように明治以降でございます。明治政府は公家や武士の時代の別姓制度の導入を考えておったわけでございますが、一般の国民は夫婦同姓がいいということで、もうだれが決めるともなく夫婦同姓になって、そして明治二十三年の民法の制定のときに、実質的な状況を見て法律が後追いをした。こういう経過のあることを私どもは忘れてはならないと思うのでございます。
 戦後は家の概念あるいは家長制度というものが廃止をされて夫婦中心の家族制度というものが創設をされました。したがって、どう考えても同姓というのが自然の流れではないかと私は考えております。
 今社会のいろんな事象を見ますと、家族のきずな、親子の関係というものが極めて希薄になりまして、いろんな社会問題を起こしております。もしもここで夫婦別姓を導入したとしたらこういう傾向にさらに拍車をかけることになりはしないでしょうか。
 私ども自由民主党の参議院では、いち早く本問題を取り上げまして、夫婦は日本の伝統を守って同姓としよう、ただ希望する方があれば旧姓呼称を届け出て公的以外の場所で呼称使用を認めようという方向を打ち出したところでございます。個人の固有の権利とか自己主張のためにとか、男女共同参画社会をつくるに別姓でなければとか、こういう御意見をしばしば拝聴いたしますけれども、私は別次元の問題じゃないかな、こんな考えを持っておるところでございます。法務大臣の御見解をお聞きいたします。

発言情報

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発言者: 斎藤文夫

speaker_id: 8109

日付: 1997-03-18

院: 参議院

会議名: 予算委員会