田野瀬良太郎の発言 (建設委員会)
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○田野瀬委員 とにかく国民はひとしく平等に快適な生活をうけるという権利を有しておる、私はこのように考えるわけでございます。今の予算措置のシステムでいきますと、進んでおるところはいつまでも進んでおる、おくれておるところは永久におくれておる、そういう状況をずっと続けておるわけでございまして、こんな機会に、その格差を是正するところのめり張りのある予算措置をぜひ大臣よろしくお願い申し上げたいと思います。
先般、大変田舎の社会資本整備のおくれておる村長、村会議員を連れ立って大臣に陳情を申し上げたのですが、そのときのことをよく御記憶いただいて今御答弁いただいて、大変感謝しておる次第でございます。どうぞひとつその点よろしくお願い申し上げたいと思います。
とにかく、今、マスコミ、新聞等で日本の政治、行政、大変な批判を受けておるところでございます。大変景気が悪い、経済情勢が悪いのですが、今もって私は、世界一の国だ、このように確信をいたしておる次第ございます。人間の一番の願いは、私はやはり今、健康だと思うのですが、このことを一番満たしておるのが世界で日本だ。長寿国世界一、これは日本である。これを見ても大いに誇りを持ってしかるべき日本国である、このように私は考えておるのです。
ところが、外国人が日本にやってくると、いまいち評価を受けないということが言われております。幾ら長寿国であれ、所得世界一であれ、日本というような国に住みたくない。諸外国からの観光客の話によりますと、大都会の満員電車で朝夕通っておるあのさま、二時間ほどかかって都心部へ通ってきておる。都心部へやってくるのはいいけれども、郊外へ二時間かかって帰ったらよほどいい住宅が待ち受けておるのだろうと思いきや、ウサギ小屋のような住宅が延々と続いて、しかも一億も一億五千万もする大変な豪華な家に住んでおる。とてもとても日本には住むことができない。
あこがれの念をもっと日本の国に諸外国から持ってもらっていいはずの日本が、この間も運輸省の観光担当の人と、聞いておりますと、ビジネスマンはたくさん日本にやってくるのですが、観光客は世界諸国の中で最低位に位置しておる。モンゴルへ行く観光客は日本に来る観光客とほとんど同数だ。ほとんど世界の中で最低位に位置しておるということでございまして、この辺のところがこれからの日本の大きな課題である。どんな指数をとってもこれだけ世界一ずくめの日本が、諸外国からあこがれの念をいまいち持たれないというのは、我々これからしっかりと考えていかなければならぬ。
言われてみたら、私も大阪都心部に住んでおる者でございますが、近鉄で大阪へどんどん入っていくと、上から都心部を眺めてみると、本当に雑然とした都市風景、これは何とかせないかぬのではないかな、このように思うわけでございます。日本にはまだまだ自然がたくさんあるわけでございまして、ほんの限られた地域に日本のほとんどの人間が住んでおるわけでございます。整備のおくれておる地方をもっと整備することによって豊かな生活ができるわけでございまして、大都会部からもっともっと人を間引いていって田舎にどんどん住めるように、そういう国にしていく必要があるのではないか、私はこのように思うわけでございます。先ほどから申し上げております。その格差を、ぜひこの機会に是正していただきますようによろしくお願い申し上げたい、このように思うわけでございます。
さて、これまた谷畑委員から質問があった件ではあるわけでございますが、ちょっと視点を変えて、今回の行政改革の話でございます。
きょう、行政改革の最終報告が出るのでしょうか。ちょっとまだ出にくいというようなことも聞くのですが、我々も随分心配いたしました河川局の分離、これはどうやら国土交通省という名のもとで、道路、河川一体ということでおさまるようでございまして、これにつきましては御同慶にたえない次第でございます。
ただ、運輸行政と統合した国土交通省という名のもとで大くくりになる、これも私は当初からそれがいいのではないかと考えておった一人でございまして、これにつきましては一定の評価をいたしておるものでございますが、先ほどから申しておりますように、膨大な旧国鉄の債務処理問題を抱えておる運輸省と一緒になることによって、道路特定財源を旧国鉄債務償還に充てるというようなことがもしあるとすれば、これはとんでもないことであるわけでございまして、これは断じて許すわけにいかないわけでございます。受益者負担をモットーとしておりますこの道路特定財源、先行きおかしなことにならないのかどうか、建設省としての確固たる意思をここでお聞きしたい、このように思うわけでございます。