平林鴻三の発言 (予算委員会)

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○平林委員 服部被告は運輸省に長く勤めておりましたから、例えばロッキード事件にかかわった運輸省関係者の運命なども熟知をしておったと思うのです。また、私は、実は彼とは旧知の間柄であります。私の知っておりました服部君は、気性は快活でありましたし、頭脳は明敏で、ナイスガイでありました。今の彼のことを思いますと、側隠の情を禁じ得ない、そのような気持ちでおります。
 その旧知と申しますのは、昭和四十一年から二年にかけまして、服部君は運輸大臣の秘書官事務取扱でありましたし、私は自治省の大臣秘書官事務取扱でございました。毎日国会や官邸に出入りをいたしまして、この予算委員会の部屋でもすぐ近くに座っておったのであります。
 当時は、黒い霧解散というような事件で象徴をされますように、スキャンダル続発の時期でございました。田中彰治自民党代議士、あるいは相沢重明社会党参議院議員、与野党ともに刑事事件で逮捕されるというような政治家が出た時期でございました。また、政治資金規正法の改正につきまして議論が沸騰をいたしておりました。当時、橋本総理は既に代議士として縦横の御活躍であったと存じますけれども、恐らくこの当時の御記憶はあろうかと思います。
 今日の状況、総理、黒い霧時代と比べてどうなんでしょうか。長年政治家として多くの事件を見てこられた総理は、政治家、官僚を含めまして公務員の倫理問題について、今日の状況をどのように認識しておられるか。
 また、さきの通常国会の予算委員会でも、次官会議申し合わせでできました公務員倫理規程の制定など、議論があったと承知をいたしております。憲法第十五条第二項「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」と規定をいたしております。この全体の奉仕者としての倫理が要求をされますが、その倫理の実践を総理はどのようにお求めになるかということをお尋ねしたいのであります。
 さらに、最近、行政改革に関連をいたしまして、巷間、改革に協力した役人は出世させるというような話を聞きます。官僚個人の利益をえさにして行政改革に誘導しようというようなことをもし考えておるのであれば、これは、廉直な公務員なら耳をふさぎたくなるような話ではないかと私は思うのであります。
 これらの点につきまして、総理の御所見をお願いいたします。

発言情報

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発言者: 平林鴻三

speaker_id: 4048

日付: 1997-10-30

院: 衆議院

会議名: 予算委員会