渡辺孝男の発言 (厚生委員会)

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○渡辺孝男君 平成会の渡辺孝男でございます。
 前回に引き続き、介護保険法関連の法案につきまして質問をさせていただきたいと思います。
 まず最初に、この介護保険法案とほかの社会保障関係の法案との関連につきまして質問させていただきたいと思います。
 有識者の中には、この介護保険法案の創設が今後の社会保障構造改革の推進力につながるとの理由で、法案に多少問題があっても成立に賛成するとの見解を示されている方があります。すなわち、この政府提案の介護保険法案が成立すれば、一つには保険料負担の個人単位化が進み、将来的には健康保険の被扶養者に対しても保険料徴収の道が開かれる。
 二つ目には、生活保護を受けている方にも生活保護費に今回の場合には介護扶助を設けるという形で介護保険料を払っていただく。このような形で、将来には国保においても同様に生活保護費で保険料を見てあげて保険料を払ってもらう、そのような仕組みを導入できる。
 三番目には、介護保険と同様に、国保におきましても年金から保険料を徴収できる仕組みを導入できる。
 四番目には、介護保険と同様に、老人医療制度でも定率負担を求めやすくなる。
 そのような理由で介護保険制度あるいは老人医療保険制度の改正につながっていく。そのような点を肯定的にとらえまして、政府提案の介護保険の早期成立を推奨するような有識者の方もおられるわけでございます。
 このような観点に関しまして、厚生省としてはどのようにお考えになっているのか。そのとおりだというような考えなのか、それとも、いやこれとは関係ないのだというような考えなのか、お聞きしたいと思うんです。私自身は、このような違った意味での意図を持って介護保険法の早期導入を図るのは、やはり介護保障制度の本質をゆがめるおそれがあるというような意味で問題を含んでいるのではないか、そのように考えるわけでありますけれども、厚生省の見解並びに厚生大臣の御所見をお伺いできれば幸いでございます。

発言情報

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発言者: 渡辺孝男

speaker_id: 11238

日付: 1997-11-18

院: 参議院

会議名: 厚生委員会