浜中裕徳の発言 (環境委員会)
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○浜中政府委員 お答えを申し上げます。
ただいま御指摘のとおり、二酸化炭素の排出量を抑えていくためには、基本的には省エネルギーが非常に大事でございますし、また、二酸化炭素の排出量がより少ない燃料、エネルギーへの転換を図っていく。例えば、石油や石炭よりも天然ガスの方が排出量が少ないわけでございますし、さらに、安全性の確保が大前提でございますけれども、原子力エネルギーというものを活用することによりまして二酸化炭素排出量を減らしていくことができるというふうに考えているわけでございます。
これらの中で、確かに省エネルギーというものが大変大きな役割を果たすことは事実でございます。この場合に、燃料の燃焼を減らすということになると産業活動や国民生活にも影響が出るのではないかという御指摘でございますが、私どもといたしましては、省エネのためには確かに初期投資が必要でございますけれども、反面、省エネを行うことによりまして燃料費が節約される、いわゆるエネルギーコストが低下をするわけでございます。こういったことでございますので、産業活動や国民生活には必ずしも重大な影響を与えない範囲内である程度削減することは可能であるというふうに考えておりますし、これは多くの専門家が指摘をするところでございます。
ただ、当面の削減はともかくといたしまして、将来的には相当大幅な削減が求められてくることも極めて蓋然性が高いわけでございますので、私どもといたしましては、さらに技術開発を誘導していくことによりまして一層の削減をしていく必要があるのではないか、こう考えているところでございます。
そこで、政府といたしましては、御提案申し上げております地球温暖化対策推進法あるいは改正省エネ法によりまして、今日の段階から省エネ対策を含めた広範な地球温暖化対策を推進していく必要があると考えておりますが、同時に、さまざまな省エネ関係の技術の開発、普及を進めていくことも必要だろうと考えております。
先ほども触れさせていただきました内閣の地球温暖化対策推進本部におきます検討におきましても、例えば高性能工業炉、いわゆる工場での工業炉の極めてエネルギー効率の高いものでございますが、高性能工業炉、それから次世代高性能ボイラー、こういった省エネ設備の開発、普及を進めようというような申し合わせもしておりますし、さらには、将来的には革新的な環境・エネルギー技術の研究開発の強化も推進していくこととしているわけでございます。