土肥隆一の発言 (厚生委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○土肥委員 最後に、やはり病床規制について、私はお聞きしておきたいと思います。
この病床規制で、自民党の委員の方が徳田虎雄さんを取り上げてお述べになりましたけれども、彼がどんな人で、いい入か悪い人かというのは別にしまして、ここに、平成十年の一月二十八日の朝日新聞の朝刊に「揺らぐ病床規制政策 病院新設めぐり行政・徳洲会対立」と書いてあるのですね。私は、医療をめぐって政治的な配慮だとか、政治的な問題というものを取り上げて、いいの悪いのと言うのはやはり早く克服すべきではないかなというふうに思います。
この新聞の記事に従って私は申し上げますが、「一九八五年の医療法改正で導入された制度で、これまで中止勧告は守られてきた。」こうまず押さえております。徳洲会が、富山、熊本、鹿児島で病院をつくりたいと言ってきた、新聞に書いてあるとおりですよ。「地元医師会の意見書が添えられていないことなどを理由に申請書の受け取りを延ばす。」あるいは、「地元医師会側が別の病院開設申請を出して必要病床数いっぱいまで埋めてしまい、」熊本と富山と鹿児島ですけれども、「各県の対応は、ほぼ似通っている。」こう言っております。それで、裁判があったと。行政手続法上問題があるという判決が出た。
今回の法改正において、健康保険指定の指定を取り消す、あるいは保険医療機関の指定をしないというこの厚生省保険局長の通知も八七年に出た。それでも聞かないから、今回は法改正に踏み切って、本文の中に、健康保険適用施設としては認めませんよという結論が出たんだ、こういうふうに述べておりまして、かなりもめるだろう、国会でもめるだろう、こういうふうに書いてあるんです。もめていないわけでありまして、粛々と進んでいると言ってもいいかと思います。
私、これは徳田さんとよく話し合って、この前の意見陳述をお聞きした中に、中野総合病院のお医者さんもおっしゃっておりましたけれども、やはり医療界、地域医療を引いたならば、その地域医療圏の中で、第二次医療圏の中で、どういう医療を地域住民にサービスとして提供するかという視点に立ては、病院が必要なところもあるし、要らないところもあるだろうし、医療というのは科学の世界なんで、もっと科学的に、理性的に、理性を持って話し合ってみる時期にもう来ているんじゃないか、こういうように思うわけでございます。
これはやはり大臣が、この病床規制をめぐっての裁判をするとか、あるいは局長が通達しても聞かないから本文に入れるというようなこと、読み方によってですよ、それはそうじゃないとおっしゃるかもしれませんけれども。やはりこういう病床規制をめぐる問題、非常に意欲的な、そしてどんどん自分の思う医療をやりたいというお医者さんなり理事長なりがいたときに、それを病床規制だけで閉めてしまうというのはいかがなものかというふうに思いまして、今後、やはりこの問題については大臣が出て指導すべき段階に来ているんじゃないかと思うんですが、いかがですか。