小里貞利の発言 (行政改革に関する特別委員会)

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○小里国務大臣 議員もけさ方の第一声でお話をなさっておられましたように、硬直化、肥大化、制度疲労化しておるよ、これは戦後型行政システムだよという意味のお話をお聞かせいただきました。また、行政経験の豊富な議員でございますが、私どもも国民もそのことは共通して認識をいたしております。
 だから、この際、簡素化、効率化、総合性、戦略性、機動性等を持たせた、新しい時代にたえられるいわゆる二十一世紀型行政システムに思い切って切りかえて対応しなければいけませんよ、ここから始まっておりまして、さらにそれを具体化するための作業に今入った、まず法制作業です、基本的には政府はこういうふうに考えておりますというところを今御相談申し上げた。
 さらにそれを、ただいまの御質疑で、ではその基本的な改革の方向は方向とするものの、中身をもっと具体的に、どのような行政効果があるのか、あるいはまた経費上、人件費あるいはその他定員関係等でどういう効果があるのかということをお聞きになるのは当然のことであると、私どもは最初からそう思っております。
 その具体的な手だてについては、先ほども総理大臣のお話にございましたように、例えば、いわゆる規制緩和一つをとってみましても、今どんどん進みつつあるわけです。そして、さらにこれを補強して、私どもは先刻六百二十数項目を打ちました。これらは、今こそ目に見えるものもありますし、今からまたその効果というものが出てくるものがあります。それらを今次の、今先生お話しになった行政組織の中できちんと直結をさせまして有効に生きてくるもの、私はさように判断をいたしております。
 あるいはまた、官と民の分担におきましても、きちんと、今の一府二十一省庁体制のもとにおいては政府が賄っておるけれども、その中の何割かは民の方に削っていく、また、しかるべきものが当然、相当なものが出てまいりますから、それらを削っていくわけであります。
 あるいは、もう一つ例として申し上げますと、行政組織の組み立て方、これも例えば、事前評価、裁量行政、これはよくないよ、不透明性という面もある、あるいは官民癒着の面もありますよ、行政効率を上げるためにも事後チェックにしてルールをきちんとして、そしてそのルールをより明確に具体的に、かつ可能性のある限り裁量の余地をなくするようにしようという、非常に行政組織の組み立ての根幹にかかわる面も、私は一例として申し上げるわけでございますが、提唱申し上げておるわけでございますから、それらも当然、経験の豊富な先生でありますから、御理解いただいておると思う次第です。
 あるいはまた、政策の企画立案機能と実施機能も、これは分離すれば相当行政効果が出ますよということは御承知のとおり。あるいはまた、姿勢として、行政の透明性を求める上におきましても、あるいは効率性を求める上におきましても、機能分担というのはきちんとしなさいよ、これはテレビでも新聞でも先生方もちゃんと言っていらっしゃるし、きのういただきました田中慶秋先生の本を私は読ませてもらったら、ちゃっかりそのことが書いてあるのですね。そういうふうにきちんと書いてあるのでございます。
 やはり私は、そういう組み立てを、本当に私どもが耳しげく言っているような、こういう具体的な削減効果を御検討いただければ、必ず確信を持って、国民の期待にこたえられる中央省庁再編ができるもの、さように思っております。

発言情報

speech_id: 114204278X00519980422_015

発言者: 小里貞利

speaker_id: 8557

日付: 1998-04-22

院: 衆議院

会議名: 行政改革に関する特別委員会