日野市朗の発言 (大蔵委員会)
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○日野委員 今総裁は、モラルについては各人の自覚にまつ、このようなお話をされました。もちろん、そういう面は非常に大事でございます。しかし、組織には組織としてのモラルがあり、それを統制し、指導し、監督をする、そういう組織がきちんとあるわけでございますね。私は、私の感想を言わせていただくならば、日銀の腐敗という、あえて腐敗という言葉を使わせていただきますが、これはひとり吉沢保幸課長の腐敗ではないというふうに見ざるを得ないと思いますね。
実は、私もいろいろなところで日銀のその内情等についていろいろ知る機会はありました。それから、銀行とのいろんなつき合いについて知る機会もありました。その中で、私の感想を今申し上げれば、これは総裁が言われるように、決して清廉でも何でもなかったというふうに私考えております。私は司法の関連でいろいろ仕事をしてきた経験がございますので、裁判所とか検察庁、そういったところと対比してみると、これはやはり組織としての緩み、これがあったと言わざるを得ないというふうに私感じているのです。
特に、この吉沢課長、この人に関して問題となっている事柄、そういったものをマスコミ等で情報を得るわけでありますが、中には、例えば考査資料を漏らすとか、日銀貸し出しに関する情報であるとか、市場金利の誘導の情報であるとか、こんなものは絶対に漏らしてはならない情報でありますよ。現在は嫌疑の段階でありますが、もし吉沢課長が漏らしたとすれば、これは絶対に許せない。金融の世界で、これは絶対に許してはならない事柄であります。私は、そういう点から、今度の日銀の腐敗、その一角があらわれたということについて、非常に厳しく見ざるを得ないと思っていますね。
今、調査を進めておられる、こうおっしゃいました。その調査の途中でこういう逮捕者が出たというふうにもおっしゃったのですが、この調査は現在どの程度まで進んでおりますか。私は、これはどんどん進めなくちゃいけない、スピードアップして進めなくちゃいけないと思います。これは、まだ何日か総裁としての任期が残っているわけですから、おやめになるまで残っておるわけですが、どのようにお考えになりますか。そして、これは後任の総裁にしっかりと引き継ぐべき事項であると思いますが、いかがでしょう。
〔井奥委員長代理退席、委員長着席〕