日野市朗の発言 (大蔵委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○日野委員 大蔵大臣、今、日銀総裁といろいろお話をしておりました。そして、まことに日銀の公平性、これを疑わせるような事実が摘発をされて、私はそれに非常に強い遺憾の意を表明していたところです。
私は、この日銀の問題と同時に、大蔵省にもこのことは言わなくちゃいかぬのだ。もう大蔵省の問題としては、国会で議論をされるようになってからかなり久しいものですから、若干新鮮味が欠けるような感じがするのですが、私は大蔵省もかなり腐敗をしているのではないか、こう思っているのですよ。これを私はぜひとも日銀にも大蔵省にもきちんと正してもらわなければならない。
私は、実は怖いのです。非常に今怖い。この国会で、大蔵委員会に身を置き、またいろいろ財政の問題、金融の問題、このことについていろいろ話している身として、私は今怖いのです。
もうこの四月から外為自由化になりますね。ここで一体何が起こってくるのか、こういうことを考えてみますと、これから、今、日本は経済大国だといい、一千二百兆の個人資産を持っているといい、外貨準備高もあるという。しかし、この外為の自由化、そしてこれから進んでいくビッグバン、この中できちんとしたかじ取りが行われないとするならば、日本の経済というものが非常に脆弱なものになっていく可能性、こういったものを予測するシナリオの中に入れておかなければならない。
私は、為替自由化になったらかなりの資産というものは海外に流出していくであろうという予測も立てざるを得ないですね。一千二百兆円あるといっても、そのうちの大体七〇%ぐらいは五十万人前後の人が持っている、こう言われているわけですね。その人たちがもっと有利な利殖先を求めて、海外に出るということも予測しなくてはいけません。そうしたら、どんな事態が起きるでしょう。銀行のところで、今貸し渋りだ、貸し渋りだといって、中小企業なんかには特にお金が出ないというような事態が憂慮をされている。しかし、ここでどんどん外国にこういった資産が流出していったら、これは貸し渋りなんてものではないです。我々は、一九三〇年、金の自由化ということで手ひどい目に遭った。日本の経済は手ひどい目に遭った。そういう経験も持っているわけですね。こういう事態を我々は予測しながら、これにいかに対応していくか、そのことを考えなくてはいかぬのです。
そういうことを考えた場合、やはり大蔵省、日銀、しっかりと仕事をしてもらわなくてはいかぬのです。しかし、現状はどうですか。大蔵省も元気をなくしている、日銀も浮き足立っている、こういう状況ではありませんか。これをすぐに正して、しっかりとした仕事を大蔵省も日銀もしてもらわなくてはいかぬのです。大蔵大臣、日銀総裁、どうです、感想を一言述べてください。