古屋圭司の発言 (逓信委員会)
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○古屋委員 自由民主党の古屋圭司でございます。
海老沢会長におかれましては、わざわざ当委員会に御出席いただきました。感謝申し上げます。
早速質問させていただきたいと思います。
新会長は、就任に当たりまして、改革と実行というスローガンを掲げられました。まさしく、世界が大きなうねりを上げて大改革、大変革の時代に突入している今、特に情報メディアというものはその顕著な例だと思います。それはデジタル化というようなものでも象徴されておるでしょうし、そういった時代に、この改革と実行には幾つかの側面があると思うのですね。
例えば、リストラという言葉に象徴されるような労務管理あるいは人事管理、こういった側面と、デジタル化に象徴されるようなハード的、技術的な側面、あるいはコンテンツ、番組の充実に象徴されるようなソフト面の充実というものがあると思います。
当然のことながら、このリストラというのは、今民間の企業がもう大変な血のにじみ出るような努力をして断行しているわけでありますから、当然受信料収入により運営をしている日本放送協会としては、徹底したリストラをするということはもう申し上げるまでもないと思います。
こういったリストラもさることながら、やはり大切なものは、ソフト、ハード両面のリエンジニアリング、こういったものが私は非常に大切だと思います。
その代表的なものがやはりデジタル化問題だと思います。地上デジタル放送懇談会が六月に中間報告を出しますけれども、これでは、二〇〇〇年をめどに放送を開始しようということだそうであります。しかし、アメリカとかイギリスでは、もう既に本年からデジタル放送を開始していこう、こういうふうに言われております。
そういう中で、放送法七条には、NHKの目的として、放送及びその受信の進歩発達に必要な業務を行っていきなさい、こういう精神規定もあるわけでありまして、まさしく放送事業者のフロントランナーとして、地上放送のデジタル化に積極的に取り組んでいくべきだと私は思います。場合によっては前倒しをしてでも取り組むべきだ、私はこれぐらいの気持ちでおります。
どうもNHKのいろいろ報道を見ておりますと、BSのデジタル化はともかくとして、地上放送のデジタル化にはいまいち何かちょっと積極性が欠けるのかなという嫌いがあるようでございますけれども、この点について会長の見解をまずお伺いしたいと思います。