勝浦敏行の発言 (法務委員会)
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○勝浦説明員 平成九年中に警察が刑法犯で補導いたしました少年の数は約十五万三千人でございます。これは前年に比べまして約一万九千人、率にいたしまして一四・四%増加をいたしております。
中でも、ことしに入りまして、御指摘のありましたように、ナイフを使用した凶悪事件が相次いで発生をしていることに見られますように、少年非行の凶悪化の進展が顕著でございます。平成九年中に凶悪犯で補導いたしました少年は二千二百六十三人、これは前年に比べまして五割強の急増を示しております。さらに、昭和五十年以降の最悪の数字でございます。
それから、このほかに、少年の間に覚せい剤の濫用が急速に拡大をいたしておりますし、この覚せい剤の濫用で平成九年中に補導した少年が一千五百九十六人、前年に比べまして一一・一%の増加、さらに中高校生の補導人員が二百六十二人ということで、これは二年連続して過去最悪を更新いたしております。また、このほか、女子の性非行の拡大もございますし、そういう意味で最近の少年非行は極めて深刻化しているということが言えようと思いますし、御説明いたしましたように、戦後の第四の上昇局面を迎えたものと認識をいたしております。
そういうことで、少年非行の全般的な状況は今申し上げましたとおりでございますが、さらに特徴について見てみますと、何らかの問題行動があるにもかかわらず、あるいはあるものの、一見普通に見える少年が、欲望のコントロールがきかずに短絡的に重大な非行に走ったり、あるいは善悪の判断なく、例えば刃物の携帯が格好いいというような誤った認識を持って、ちょっとしたきっかけで凶悪な非行に走るなどの傾向が見られるところでございます。