田英夫の発言 (外交・防衛委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○田英夫君 私の言っているのとちょっと違うんですが、ハマーショルドさんの言っていること、書いていることも勉強してみました。
そして、PKOというのは私は苦肉の策とあえて言ったんですけれども、国連を牛耳っているのは、残念ながら核兵器を持つ五つの国が安保理事会の常任理事国になっている。そういう状況の中でやはり大国の声が大きい。ところが、PKOはまさに大国を入れないで小さな国々が、スウェーデンとかカナダとかそういう国々が、平和について非常に熱心な国々が中心になって進めてきた、そこに意味があったんじゃないかと思うんです。それが最近、PKO活動の中に大国が入り込んできた。そういう中から実はPKOが変質しつつあるんじゃないか、こういうことも私は言わざるを得ない。
そこへ日本が自衛隊という、世界に例がないと言っていいかもしれませんけれども、そしてまさに世界に例のない憲法を持った国がそのPKO活動に入っていく。となれば、まさに本当にまた原点に戻って、もっとあるべきPKOの姿を日本が示すというような気概を持って、武器を持たない、非軍事、そしてその派遣地域の住民の平和的な生活が回復されるようにということを一番優先する。何か軍隊が乗り込んでいって、茂田さんはさっきはしなくも言われたけれども、両側を静まれ静まれとやる、軍事力によって静めようという意味が言葉の端々に出ているんですけれども、それはPKOの本来の精神と違うんじゃないですか。
そういうところをもう一回考え直して、日本のPKO部隊は武器を持たないで、そしてまた持たなくて活動できる、そういうことで平和を維持していくんだと。そういうところにしかまた行くべきではないと思いますし、PKOの本質というものをもう一回考え直す必要があるんじゃないですか。どうですか。