宮澤弘の発言 (外交・防衛委員会)
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○宮澤弘君 自民党の宮澤でございます。私は、特に国連を背景としたということを前提にして御質問を申し上げたいので、お答えを願いますのは堂ノ脇参考人とそれから明石参考人に主として承りたいと思います。
問題の一つは、お二人ともおっしゃいましたけれども、今のNPT条約というのは差別条約である、こういう認識を世界では持たれているわけでございます。そこで、核を廃絶するためには、このNPT条約の六条で核軍縮義務というものが書かれているわけでありますけれども、お二人とも核保有国がそれを果たすことが必要なんだということをおっしゃって、それは恐らくだれもそういう理解を持っている。ところが、それが具体的には一向に進んでいないというのが現実ではなかろうかと思います。
そこで、それを現実的に進ませるためにはどういう手段が具体的にあるのだろうか。特に、私が国連を背景にしてということを申し上げましたのは、国連の中でそういうことについてどういう議論なり検討なりというようなことが行われており、また将来行われなければならないであろうかということを伺いたいのが第一点でございます。
それからもう一つは、これは外交政策的にも非常に大きな問題で、お答えをしていただくことがどこまでできるかというふうに思っておりますけれども、先ほど明石参考人がお話しになりました非核保有国の安全保障の問題で、それに国際社会が一層努力をすべきだと。そこで、消極的安全保障と積極的安全保障ということでお話がございました。それに関連をいたしまして、我が国が世界唯一の被爆国であり、非核三原則を持っている国であるということを申しますと、あなたの方の国はアメリカの傘のもとにあるのではないかということがしばしば言われております。それについて、やはり国連を背景にして、どういう認識というか意識を持ったらいいのであろうか。この二点を伺いたいと思います。