広中和歌子の発言 (外交・防衛委員会)
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○広中和歌子君 四人の参考人がすばらしいプレゼンテーションをしてくださいまして、私の頭の中はいまだにどのような形で御質問していいのかということで混乱しているわけでございます。
広瀬参考人、これは特に質問ではないんですが、私は六、七年前にパキスタンを参議院の議員団の一人として四つの州を訪問したわけですけれども、そのときに、歓迎レセプションなどでその国の首相またはそれにかわる方々が必ずと言っていいほどこのカシミール問題を取り上げ、そしてインドに対する敵がい心、敵意、そういうものをあらわにされることに非常な驚きを覚えたわけでございまして、その印象が強い中で、今、先生のすばらしいプレゼンテーションをいただいて大変に参考になったところでございます。
それで、御質問になるかどうかわからないんですが、日本に第二次世界大戦で核爆弾が落とされてから、世界は核の恐怖というものに本当に苦しみながら今日に至っているわけです。
この核爆弾の恐ろしいところは、その原理というのは非常に簡単でちょっと利口な物理学の学生であれば簡単につくれてしまう、少なくともテロ、威嚇のレベルではこういうことが使える。そういうことで、核保有五カ国以外にも原子爆弾をつくる能力のある国というのは幾らでも存在するだろうとか、それから現に持っているだろうとかということは容易に想像できていたわけですね。だけれども、それに知らぬふりしながら、五つの核保有国がNPTとかCTBT体制をつくった。
森本先生は、このパキスタン、インド両国の核実験によってその体制が崩れたとおっしゃるわけでございますけれども、逆に私はもっとこの偽善ぶりというんでしょうか、今まで知らぬふりしていたものを表に出すきっかけになったことでよかったと考えていいんじゃないかと思うんです。
パキスタン、インド以外にも北朝鮮とかイラクとか、疑いを持たれた国もあったわけで、そしてさらにイスラエルという国もあるわけです。こういう国々が、私たちは核爆弾を持っていますよということを表に出し、先ほど森本先生がおもしろいことをおっしゃっていましたけれども、ちゃんとテーブルに着いて自分たちの主張するべきことは主張した上で、五つの国が特権的な態度で全世界における核に関する問題を支配するのではなくて、やはり仲間に入れてやっていく必要があるのではないかなという感じがするわけでございます。
どなたでもよろしゅうございますから、お答えいただければありがたいと思うわけでございます。