保坂三蔵の発言 (経済活性化及び中小企業対策に関する特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○保坂三蔵君 自由民主党の保坂でございます。
恐れ入りますが、座ったままお尋ねいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。また、きょうは参考人各位におかれましては、お忙しいところまことにありがとうございました。
特に、マクロ的なお立場からの分析と、それから実体経済の中から極めて厳しい景況感を御報告いただきまして、私どもといたしましても政府を中心にその対応に懸命のところではございますが、改めて身につまされるお話を拝聴した思いでございます。
また、特に本院におきましては、経済活性化及び中小企業対策特別委員会、この委員会でございますけれども、新たに設置いたしまして、とにかくTPOを間違えないで、またツーリトル・ツーレートなんて言われないようにしっかりとやっていこうという意気込みがありますことを改めてお知りいただきたいと思っている次第でございます。
中原参考人にお尋ねをしたいのでございますけれども、ただいまお話しいただきましたとおり、日本経済が極めて厳しい実態にあることはどなたももう共通の認識に立っているところでございますが、特に現在進行中のデフレなんでございますけれども、これは政府はなかなかデフレスパイラルに入っているとは認めておりません、経企庁も。
しかし現実には、私どもささやかな知識の中から心配しておりますのは、昭和初期のデフレ以来の七十年ぶりという深刻な事態に陥るのではないかという可能性について心配しているわけなんです。これは言ってみれば昭和恐慌の前夜と似ているということなんです。考えてみますと、当時、金の解禁に伴って緊縮財政が行われた、銀行は多額な不良債権を持って悩んでいた、また国際貿易も縮小していった。そういう中で世上の不安が一気に高まって、先行き閉塞感というか、そういうものが漂っていたわけです。昔と違って今は金融のセーフティーネットもいろいろ準備しましたし、また国際的な枠組みの強化なども行われておりますので、そう時代はめぐるとは言えないかもしれませんけれども、余りにも経済メカニズムの中で実態が酷似しておりますと心配だけが募ってくるわけなんです。
そこで、中原参考人に伺いたいんですが、現在の状態は本当にこのまま、総合経済対策だとか金融システムの安定化策が生きてくればもちろん解消してはいくのでありましょうけれども、複合的なデフレというものはどんなところにあって、救いようがあるのだろうかというところについての総合的な見方を私にお示しいただきたいのでございます。