中原眞の発言 (経済活性化及び中小企業対策に関する特別委員会)
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○参考人(中原眞君) 先生の現状経済に対する大変厳しい御判断、ある意味においては私も全く同感でございます。現在の不況感の最大の問題というのは根底にある金融システム不安ということだろうと思います。
正直に申しまして、私も去年の十一月の状況は果たしてどうなるのかと。実は、私ども去年の九月に大変大幅な債権償却と赤字決算を中間決算で発表いたしましたわけですが、あの段階では十一月以降のああいう状況を夢想だにしない状況でございました。その後、十一月の状況、信用収縮の中で本当にどうなるのかということについて大変心配をいたしました。
しかしながら、その後、先生方のクイックアクションといいますか、金融安定化措置二法案が急遽成立いたしまして、私どもも三月末にちょうだいしたわけでございますけれども、この法案成立の見通しがある程度ついた段階で、株式マーケットはかなり回復、安定の兆しが出てまいりました。期末の株価そのものは必ずしも期待したほどにはいかなかったかもしれませんけれども、やはり金融二法案の成立というのは大変大きな意義があったのではないかというふうに思っております。
また、期を越えまして新しく経済対策、特にその中で不良資産処理が最大の課題であると。債権・土地流動化のトータルプランも現在議論が大体固まっておりますし、またこれからサービサー法あるいは不良債権処理に係るいろいろなインフラ面の整備、これを進めていただくというふうに了解しておりまして、私どもも全力を挙げて不良債権処理に邁進したいと思っております。
このような金融システム不安、これをまず解消する。あわせて十六兆円の経済対策、この経済対策が力があるうちに早く不良債権処理を進めなきゃいかぬ。この辺両方相伴いますと、私は、多少の時間はかかると思いますけれども、日本経済は回復の過程に入ってくるのではないかというふうに考えております。