尾身幸次の発言 (経済活性化及び中小企業対策に関する特別委員会)

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○国務大臣(尾身幸次君) 確かに八%というBIS規制があるわけでございますが、これよりも高い実際の自己資本比率を実現するためにかなりの努力をしている。逆に言いますと、この格付機関による格付によって市場から高い評価を得るということがねらいで自己資本比率をさらに高くするという現実もあると考えているわけでございます。
 ただ、これが個々の銀行の判断としてそういう判断がなされる場合でも、健全な企業に対する資金の供給が順調にいかないということは日本経済全体にとって大変大きな問題でございますので、先ほど来の政府関係の中小企業金融機関等の保証融資等でカバーをしたり、あるいは先ほどのエクイティーファイナンスの方向で解決をしたり、いろんな対策を講じていかなければならない。そして、従来の担保金融主体の資金供給が、資産デフレによって担保価値が下がったことによりまして非常に大きな壁にぶつかっていることも事実でございまして、社債の方式によるとか、あるいは投資という方式によるとか、そういう形での資金供給の大きなチャネルをつくっていくことが中小企業あるいはベンチャーの育成のためにも大変大事であるというふうに考えているところでございます。

発言情報

speech_id: 114214079X00519980608_013

発言者: 尾身幸次

speaker_id: 1221

日付: 1998-06-08

院: 参議院

会議名: 経済活性化及び中小企業対策に関する特別委員会