井上孝の発言 (行財政機構及び行政監察に関する調査会)
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○会長(井上孝君) 冒頭にごもっともな私に対する質問と存じますが、実は皆さん方も御承知のように、平成七年でしたかこの調査会ができまして、御承知のように長ったらしい名前なんですが、前半の行財政機構というのはその後政府自身が取り上げまして国会に法案まで提出されて、そして衆参両院に行財政機構に関する特別委員会までできたというような状況なものですから、私としては、当初、下半分、行政の監察に関する問題を取り上げたということでございました。
したがって、前半の行財政機構については、もうこの調査会でやるとおかしくなるんじゃないかという感じがしますので、この問題は済んではいませんし、非常に重要な問題で大切なんですけれども、そのための特別委員会が両院にできたし、法案の審議にも入ってきた、こういう状況を踏まえてこの問題はもう調査会で取り上げる必要はないだろうと思っております。
それから、後半の行政監察に関しては、ちょうどこの調査会が発足しましてから行政側のいろんな不祥事が続出いたしましたし、またそのために民主党の菅代表を中心とする方々からGAOの、GAOと言ってはいけないんですが、行政監視院の御提案がございましたりして、この調査会の行政監視に関する結論を早めなきゃいかぬということから、皆様方の御協力もいただきまして二年間で実は一応の結論を出してしまいました。参議院の中に第二種常任委員会としてオンブズマン的機能を備えた行政監視委員会をつくるべきだと、こういう提案を調査会として正式に議長に出させていただきました。幸い、国会の皆様方の御賛同を得て、今行われております通常国会の冒頭に行政監視委員会の設置を見まして、既にこの委員会が動き出しておるという状況にございます。
したがいまして、上半分をやめて、じゃ下で一体何をやるのかということを、ことしの国会の冒頭のこの調査会を開きますときに理事さん方とも御相談をいたしました。
その結果として、行政監視のために行政の評価というこの手法が手段として、また道具として極めて重要だということで、この一年間はひとつ行政評価について少し掘り下げようではないかということでこの調査会を開き、既に二回にわたって参考人や政府の意見を聴取いたしました。
したがいまして、私としては、今おっしゃるように会期も非常に迫っておりますし、そこまでできるかどうかという若干の危惧もございますが、手をつけたことでございますし、行政評価について一応の何らかの提案をやっぱりしたいということでございます。ただ勉強するだけじゃなくて、今、岡さんもちょっとおっしゃいましたけれども、できればこの調査会で行政評価はこうあるべきだというような何らかの提案をいたしたいなと思っております。
ただ、何遍も申しますが、日も迫っておりますのでそこまで行けるかどうかわかりませんけれども、皆様方のひとつ掘り下げた御議論の上で何らかの提案をそれぞれできるようなところまで持っていきたいなと思っております。これは皆様方にまだお諮りしたことではございませんが、私の気持ちの中はそういうことでございますので、もし御理解を賜ればありがたいと思いますが、いかがでしょうか。