芦尾長司の発言 (国会等の移転に関する特別委員会)

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○芦尾長司君 震災当時、副知事を務めておりましたので一言。
 一つには、今先生もおっしゃいましたように、首都機能移転ということと、それから首都がこれから被災することを考えての対策ということを分けて急いで考えておく必要があるだろうなという気は私もいたしております。
 それを前提に置きまして、首都機能というのがなかなか定量的なものとしてまだ私自身もはっきり勉強できていないんですけれども、いずれにしてもこの前は、阪神・淡路大震災では地方の情報センターがやられたときの大きな例が一つ教訓としてできたわけです。だから、今度は首都の情報センターがやられたときのシミュレートというものを少し具体的にやっておく必要があるのではないかなという気がいたします、そのときにどういうことが起こるのか。
 阪神・淡路大震災のときには、すぐにも国の方の予算を措置していただいたり、国からのいろんな情報によりまして皆救援いただいたけれども、首都がやられたときにはその機能がなくなることになるわけですから、今度はどういうことが起こるか、二重にかぶってくるのかどうか、そういうシミュレートをしておくことが大きな課題になるのではないかなということが一つ。
 それから、兵庫県の場合は阪神地域がやられました。阪神地域がやられたものですから、阪神地域が大変だということで阪神にいろんな力が注がれるのは、これはこれで県民感情としてはとりあえずは仕方がないなどいう感じになるんです。しかし、しばらくたちますと、震災も大変だけれども他の地域の振興策も考えなければならないというような状況も出てくるんです。今度はこれが全国版で起こってくるわけですから、そういうことでの首都機能が本当に今の段階でなくなったときに、全国版でどういうようなことが起こるのかということを考えておく必要があるんじゃないかなという気がします。
 それからもう一点、これは本当に個別の話なんですけれども、阪神・淡路大震災の場合は、これはもう先生もよく御存じだと思いますけれども、災害廃棄物の処理場が大阪湾にありましたものですから復興があれだけスムーズにいったわけですけれども、関東がやられたときの災害廃棄物が一体どういうふうに処理されていくのかということによって、範囲も広いでしょうし、その捨て場所がないわけですから、復興は阪神・淡路よりは相当期間がかかるんじゃないかなという心配を私自身はいたしております。
 ちょっと感想めいたことで恐縮でございますけれども、申し上げたいと思います。

発言情報

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発言者: 芦尾長司

speaker_id: 5620

日付: 1998-03-12

院: 参議院

会議名: 国会等の移転に関する特別委員会