小川勝也の発言 (国土・環境委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○小川勝也君 民友連の小川でございます。
この法案に関しましては、衆議院の方で対案を提出させていただいております。どういうことかと申しますと、今、太田委員からもお話がありましたとおり道路は身近な社会資本ということで国民の生活に密着しておる、そして大変大事なものである、あるいは物流を初め経済産業の要である、道路の果たしてきた役割の大きさにかんがみて、この道路の問題あるいは道路予算の問題が議論を省略して進められてきた現状があるのではないかな、その辺を問題点として挙げさせていただきたいと思っております。
道路の重要性は今申し上げたとおりでございますが、歴史とともにその役割が変化してきていると思います。道というのは、古くから例えばシルクロード、日本で言いますと東海道、あるいはそのほかの五街道もありますけれども、その産業によって塩の道であるとか絹の道であるとか、歴史をつくってきた代名詞でもあると思います。
そして、現在、先ほどもお話がありましたとおり、私が生まれたのは昭和三十八年でございましたが、このもとになる法律ができたのが昭和三十三年。国道ではありませんけれども、私の実家も幹線道路に面しておりました。私が子供のころはまだ砂利道でございました。当然、馬と車が併存しておる時代でございました。そんな中、高度経済成長の幕あけとともに、自動車あるいは物流が経済発展のかなめである、何をおいてでも道路をどんどん整備しなければいけない、これは国の考え方として非常に大切な考えでありましたし、それは間違っていなかったと私は思っております。
しかしながら、現代に至りまして道のあり方も変わってまいりました。地方に旅行に行きましても、車で砂利道を探すとなるとなかなか見つからない。それどころか、午前中審議されましたように道そのものが人々に多大な影響を与える公害生産の場にもなっておる。あるいは新しい道路を開設するときには、環境破壊、騒音問題等住民の中からも反対運動が出てくる。
あるいは、さまざまな問題点が起こっております。例えば、先ほどの話にもありましたとおり道路は大変重要なのでありますが、今回の五年間の予算を取り上げましても、七十八兆円と非常に巨額であります。これが国会の審議を経ずして作成される、そのことに大きな問題点を指摘するところでございます。
この問題を考えるに当たって、幾つかのポイントを挙げさせていただきたいと思っております。
今、話にありましたように、道路を建設する場合に環境との調和が必要である。あるいはその道路をどのようにつくっていくのか、あるいはメンテナンスするかということに関して、いわゆる住民、国民との情報交換を行うために情報公開が必要である。そして、先ほどもちょっとお話がありましたとおり道路は自動車だけが通るものではないので、新しい時代に対応するべく道路のあり方を国会で審議する必要がある、あるいはでき上がりました結果や自後の報告を国会に求めたい、このような問題点がございます。
まず最初に大臣にお伺いをしたいのでありますが、この法律の題名が緊急措置法とあります。これは、私が先ほど申し上げましたように道路の整備が高度経済成長のかなめであった時代、道路を何とかして整備しないと日本の経済がうまくいかないぞという緊急性のあらわれがこの法律の表題にあらわれているのだと私は理解します。
今申し上げた事情等を勘案しますと、何も道路だけが緊急ではない、むしろ逆に緊急性はもうほとんど意味をなしていないのではないかというふうに考えるわけであります。この緊急性あるいは「緊急」という法律の中に入っている文字に関する大臣の御所見と、五カ年計画を今までもつくってまいりましたが、それではいつまで緊急措置なのか、お伺いをしたいと思います。