山本一太の発言 (地方行政・警察委員会)
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○山本一太君 自由民主党の山本一太です。
午前中自民党にいただきました時間あと三十分ですので、三十分で御質問をさせていただきたいと思います。
まず初めに、上杉国家公安委員長に一言伺いたいというふうに思います。
大臣、私は国連や開発援助の仕事で先進国、途上国問わず随分いろんな国に参りました。アジアのちっちゃい国もあったし、アフリカのちっちゃい国もあったし、中近東の奥もありました。そういう国には治安の悪いところも随分ありまして、私自身も例えばパプアニューギニアで盗難に遭ったり、路上で恐喝に遭いそうになったり、いろんな事件がございまして、そういう出張をするたびに、改めてやはり治安がいい、日本が安全だということの価値をいつも再認識して帰ってくるわけであります。それはもちろんいろんな事情が、恐らく日本の治安がいいということに対してはあると思います。例えば国民性もあると思いますし文化もあると思いますし、もしかすれば地理的な条件もあるかもしれない、このように思います。あるいは世界に誇ると言ってはちょっと大げさかもしれませんけれども、日本の警察には交番制度という非常にユニークな制度なんかもありまして、日夜警察官の方々はかなり一生懸命治安維持をしていただいているという理由もあるかもしれません。
治安がいいということは国民生活が安心してできるというもちろん大きな価値があるんですが、それと同時に、今時にここ一連のアジアの経済危機なんかでも国全体の信用ということの価値がクローズアップされておりまして、治安の悪い国にはやはり民間投資はいかない。例えばペルーのテロ事件の後に日本の投資がさっととまったということからも、安全である、治安がいいということがいかに大事かということを考えております。
依然として日本の治安はいいと思います。犯罪率も恐らく先進国、途上国の中でもトップクラスに低いと思いますし、検挙率も相当に高い。しかしながら、どうも例の地下鉄サリン事件以来日本は安全だという神話が崩れだというような状況がございまして、特に最近起こっていろいろんな事件を見ますとやはり日本の社会も随分変わっているなと。社会環境が変わり、犯罪が多様化し、青少年の犯罪が凶悪化し、あるいは外国人の犯罪がふえる、そういう状況に、悪化とまで言っていいかわかりませんが、私は大変な懸念を持っておるわけであります。
ニューヨークは、久しぶりに昨年行きましたら随分治安がよくなりました。ジュリアーニというイタリア系の市長が、とにかく警察官の数をふやして抑えたんです。それだけがよくなった原因ではないと思いますけれども、もちろんニューヨークの場合とはとてもいろいろ状況が違うので比べられないと思いますが、新しい状況が出てきたということはやはり新しい対策をしなければいけない。こういうことを踏まえて、今後の日本の安全を守るために、治安維持に向けての大臣の決意を一言まず伺うところから始めたいと思います。