町村信孝の発言 (文教・科学委員会)

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○国務大臣(町村信孝君) 今、委員御指摘のように、けさの新聞にもまたあってはならない教師による覚せい剤の使用といったような問題もありますし、本当に連日のように何かまるで伝染病が広がっているのではあるまいかと思われるようなナイフ事件の多発の状態、本当に私も青少年の健全な育成に責任を持つ大臣として心が痛んでおりますし、何かできることはないだろうかと日々苦しんでいるところでございます。
 委員御指摘のように、やはり当座この何か伝染病的に広がっているこれをどこかで食いとめなきゃいけないという思いもございまして、例えば二月の上旬でございましたが、各都道府県あるいは政令市の教育委員会の生徒指導の担当者の方々に集まっていただきまして、とにかく命の大切さ、これをしっかりとまず学校で再三再四徹底をしてもらいたいし、またあわせて、刃物の携帯というのはこれはもう法令で禁止をされているんです、罰則がかかっているんだからということをもっとしっかりと子供たちにも自覚をしてもらい教えてもらいたいと、そういうことを当面講ずべきこととして強く訴えました。
 その際に、もちろん生徒との信頼関係が大切ではございますが、さりとて、例えばその学校にナイフが相当持ち込まれている、危険な事件が起きるおそれがあるというときには、今までややもすると、所持品検査などをやると、それはよろしくない、子供のプライバシーを侵害するからやるべきでないと非常に戸惑いとためらいがあったようでございますので、必要と校長先生が判断すれば、その場合にはどうぞ毅然とした措置をとってくださいということも申し上げました。
 もとより、所持品検査ですべてが解決するなどとは私は思ってはおりません。より根本的には、委員御指摘のような、子供たちが人間として持つべき規範意識でありますとか、正義感でありますとか、思いやりでありますとか、命を大切にする心でありますとか、そういうものをどうやってありとあらゆる教育の機会、そしてそれは多分学校教育だけではなくて、家庭教育でありますとか、あるいは地域社会での教育でありますとか、そういったものの総合として子供たちにしっかりとしたそういう規範意識などを身につけてもらうことが、迂遠なようでも、またある意味ではそれしか方法はないんだろうと。そのことの大切さというものを再認識しながらしっかりとした教育を進めていきたい、このように考えております。

発言情報

speech_id: 114215074X00819980312_008

発言者: 町村信孝

speaker_id: 34906

日付: 1998-03-12

院: 参議院

会議名: 文教・科学委員会