小野清子の発言 (文教・科学委員会)
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○小野清子君 大臣が、緊急アピール「子どもたちへ」、三月十日にお出しになられ、そしてまた「保護者、学校関係者、そして全ての大人たちへ」ということで、今までの大臣としては初めてこのような踏み込んだアピールをされたように私は拝聴させていただきました。
特に、命を失われた人たちは二度と帰ってこないという、この現実をやはり言葉に出してしっかり子供たちに言い伝えなきゃならないと思いますし、また保護者の方々、自分の子供の行動に責任を十分に持ってほしいというこの当たり前のことが、やはり今まで何かしら声が出ていなかったんではないかと思いますし、家庭で断固とした指導をしてほしいと、これも当然のことですけれども、何か親は学校に子供を任せきりで人のせいにするところもありました。命の大切さを繰り返し繰り返し子供たちに教えてほしい、学校はまた全力を尽くしてほしい、そしてみんなで声をかけ合って育てていこうではないかと。このことは、すべてお互いが信念と勇気と責任を持ってやっていこう、こういうことに尽きるのではないかと、そんなふうに考えております。
ですから、親は自分で子供を産めば自分の思いどおりになる等々、このごろの幼児に対する虐待の問題等々も含めて、何か親がおやおやの方になってしまっているのではないかという大変残念な気持ちもいたしますけれども、やはり核家族、それと都市化の問題ですね。子育てや家庭教育に対する悩みや不安を持っている大人たちをまことに孤立化させているということが、育児に対しても私は非常にマイナス面で大きく響いているのではないかと思います。
以前ですと、子供が泣きますと、隣のうちからどうしたのと声をかけてくれて、抱いてくれて、そして親子ともども和ませてもらえた。それがビルの中ですとそういうこともできません。また、子供たちも個室に入ってしまいますと、人と接触するということよりも、自分が自分のことを考えただけで生きでいっている。思春期の子供たちの教育をめぐる悩みというものを、親とも接触が少ない、そして親も子供との接触が少ない中から、親も子供も私はともどもに悲鳴を上げているのではないかということを日ごろ非常に感じているわけです。
ですから、そういった意味からは、保護者に対して呼びかけをしていただいたということは大変私は今回よかったのではないかと思いますが、もう一点、教師も同様に悲鳴を上げているということを私は感ずるわけでございます。一方だけが悲鳴を上げているのではなくて、子供が悲鳴を上げているということは、子供を育てている家庭の親もどうしていいかわからずに悲鳴を上げている。そして、その子を扱う教師も同様に悲鳴を上げているのではないかと思いますけれども、大臣、どのようにお感じでしょうか。