町村信孝の発言 (文教・科学委員会)
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○国務大臣(町村信孝君) 今、小野委員から私の三月十日に発出をいたしましたアピールのことに触れていただきました。子供たち、そして大人たちへということで、とりたてて新しいことを書いたつもりもございません。余りにも当たり前過ぎることだけを、それでも書き連ねてみると、やっぱりこういうことなのかなと、自分なりに納得しながらこれを皆さん方にもお訴えしたわけでございます。
特に今委員が言われました、親の立場、子供の立場、教師の立場、それぞれで確かに悩みやら苦しみが今あると思います。ただ、いろんな背景の変化、今御指摘のあったような核家族化でありますとか少子化でありますとか、都市化の進行により地域のつながりが薄らいだとか、あるいは我々の子供の時代よりはるかに今の子供たちはよきにつけあしきにつけいろんな情報がいっぱい頭の中に詰まってきている。ただ、それの意味を理解できなかったり、あるいは難し過ぎて理解できなかったり、あるいはバーチャルとリアルの関係がわからなくなってしまったり、いろんなことがあると思います。あるいは豊かになり過ぎたがゆえに、子供が欲するものはすべてもらえる。どこかに行きたいと一言えばそれも全部かなう。
そうやって、ある意味ではすくすくと育ち過ぎたがゆえに、中学生ぐらいになって突然先生や大人からしかられると一遍にパニック状態になって、いわゆる切れてしまうというようなことにもなってしまう。やっぱり、常に世の中は自分の思いどおりにならないということをもっともっと小さいうちからしっかり家庭なりいろいろな場面で教えておけばこういうことにはならなかったのではないのかな、こう思ったりもいたします。
特に私は家庭教育ということを、今声を大にしてその重要性をお訴えをさせていただいておりますし、今までは家庭教育とか親の子供に対する教育のあり方ということはどちらかというと余り行政なり政治なりがさわるべき分野ではないということで、思っていても余り言わなかったと思います。しかし、それではやっぱりいい子供が育たないんじゃないだろうかということで、今、例えば厚生省なりと相談をしながら、生まれる前から、そして生まれて、一歳半、三歳で健診があったりします。幼稚園、保育園があります。その期間の教育というものをどのようにしていったらいいのかということを厚生省などとも相談をしながら、あるいは自治体の協力も得ながら、保育というと何か教育じゃないみたいな感じになっていますが、私はそうじゃないと思っておりますので、広い意味の教育ということで家庭教育、幼児教育の重要性を強調しながら、いい教育ができないだろうかと思っております。中教審でも今そういう方向でいろいろな御検討、御提言をこの三月末までにいただけると、こんなふうに承知しているところでございます。