小野清子の発言 (文教・科学委員会)

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○小野清子君 教職は八・八倍の難関というぐあいに、公立学校教員の採用試験の平均競争率が過去最高の八・八倍となった。特に女子は十・四倍、十倍台に乗ったことが何か文部省まとめで出ておりました。少子化で採用の落ち込みが続く一方で、教員人気は景気の低迷を背景に高まっているということが一つございます。
 要するに、優秀な学力の先生たちが教職の現場に入っているということは事実だと思います。しかし、優秀な学力の青年が、例えば学校の指導の中で、さまざまな体験や相手と接触することの技術、能力、そういうものを持っているかというと、学校に行けない教師たち、人間関係つくれず、幾ら努力してもわかってもらえない、これが現実のようでございます。
 文部省によりますと、一九九六年度の精神疾患を理由に休職をした全国の教員数は千三百八十五人、過去最高に達したというのが一九九六年度のデータでございます。これは過去最高だということでございます。学校に行けない教師たち、不登校の教師たちというものがやはり話題になっております。出会った二十代、三十代の教師は同僚とも生徒とも人間関係をつくることができない人たちだったと。しつけ、あるいは本来家庭が行うべきことを教師の仕事とされ、地域社会や父母からの過重とも言える負担、プレッシャーをかけられていると、こういうことも出ておりました。
 せっかく持っているその頭脳優秀なる教師が、対人技術の訓練が非常にうまくいかない。ということは、初任者研修ということがどれくらい功を奏しているのか。あるいは初任者研修を経た方々が現場に入られて、その後現場に入られたことの中における悩みや何かをどこでだれとどのようにフォローしていくのか、そのあたりがこれから私は非常に必要になってくるのではないかと思いますけれども、その辺はいかがなものでしょうか。

発言情報

speech_id: 114215074X00819980312_011

発言者: 小野清子

speaker_id: 7082

日付: 1998-03-12

院: 参議院

会議名: 文教・科学委員会