橋本龍太郎の発言 (本会議)

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○国務大臣(橋本龍太郎君) 竹村議員に御答弁を申し上げます前にお許しをいただき、加藤議員の御質問に対する答弁で一部抜けておりました点がありますので、その点の補足をお許しをいただきたいと存じます。
 それは、伝染病予防法の見直しが今日までおくれたこと、それは行政の怠慢ではないかという御指摘に対する部分でありました。
 従来から指定伝染病制度により、状況の変化に可能な限り対応してまいりましたが、近年の新興・再興感染症の出現、国際交流の活発化等に的確に対応する必要があり、今般、感染症対策の根本的な見直しを行い、本法案を提出させていただきました。この点、答弁の抜けておりましたこと、おわびを申し上げます。
 次に、竹村議員の御指摘に対して御答弁を申し上げます。
 まず、統幕機能の充実とシビリアンコントロールについてのお尋ねがございました。
 統幕会議はそもそも防衛庁長官を補佐する機関であり、文民である内閣総理大臣、防衛庁長官のもとで十分管理されるなど、シビリアンコントロールは確保されており、今回の改正におきましても、統幕の位置づけは何ら変更を加えるものではございません。したがって、シビリアンコントロールの観点から問題があるとは考えておりません。
 次に、本改正案と指針についてのお尋ねがございました。
 本改正案における統幕会議の機能充実は、防衛大綱等を踏まえ、大規模災害等各種の事態への対応等の任務を迅速かつ効果的に遂行するためのものであり、指針のもとでの日米協力と直接関連するものではありません。しかし、日米協力の具体的内容に即して、適切な形で統幕会議がこれに関与することは当然あり得ると考えております。
 次に、ガイドライン関連法制の整備についてのお尋ねがございました。
 現在、政府として鋭意検討作業を進めております。去る四月八日、その方向性につきまして法整備の大要を取りまとめ、考え方を明らかにしたところであります。今後、この大要に基づき、与党における御論議等も踏まえながら、今国会での法案提出を目指して精力的に法案作成作業を行ってまいります。
 国会承認についてもお尋ねがございました。
 法整備の大要におきましては、周辺事態において我が国が実施する活動に関する基本計画を閣議決定後、遅滞なく国会に御報告することといたしております。基本計画は国民の権利義務に直接関係するものではなく、迅速な決定を行う必要性があること等を総合的に勘案すれば、必ずしも国会の御承認をいただかなければならないものとは考えておりません。
 次に、我が国が他国において実施する捜索・救難活動についてお尋ねがございました。
 例えば、潮流の影響等により遭難者が他国の領海に流されたような場合には、当該他国の同意を得た上で遭難者の救助を行うことは、人道的な観点から必要という考え方に立ち、現在、法案作成作業を進めております。このような考え方につきましては、周辺諸国の理解も得られるものと考えております。
 次に、普天間飛行場の代替施設についてのお尋ねがございました。
 この代替施設は、たびたび御答弁を申し上げてまいりましたように、自然環境、騒音などを考慮しながら、現時点における最良の選択肢として、規模を大幅に縮小し、必要がなくなりましたときには撤去可能な海上ヘリポートという案を提示したものでございます。これは普天間飛行場の返還実現のために、日米間で最大限の努力を行った結果でありまして、引き続き御地元の御理解をいただけるよう粘り強く取り組んでまいりたいと存じます。
 残余の質問につきましては、関係大臣から御答弁を申し上げますが、最後に、昨日の記者会見に対する御批判をいただきました。
 私は、国会を初めとする国民の皆様の声、国際社会の声を踏まえながら、我が国の経済運営に最終的な責任を持つ、その立場として政治決断をいたしたものであり、御理解をいただきたいと存じます。
 残余の質問は、関係大臣から御答弁を申し上げます。(拍手)
   〔国務大臣久間章生君登壇、拍手〕

発言情報

speech_id: 114215254X01919980410_018

発言者: 橋本龍太郎

speaker_id: 24487

日付: 1998-04-10

院: 参議院

会議名: 本会議