田英夫の発言 (予算委員会)
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○田英夫君 そういうお答えがあるだろうと当然予想していたわけでありますが、今私が申し上げたのは、あえてソ連と東ドイツという例を申し上げたわけですが、第二次世界大戦後の状況をずっと見てくると、いわゆる東西対立、冷戦構造、アメリカを中心とする自由陣営とソ連を中心とする社会主義陣営が相対立して、軍事的にも核兵器を背景にして鋭い対立をしていた、そういう世界の構造のときは、まさに今、総理が言われたことを私も肯定する気持ちになりますけれども、しかしそれは崩壊をした。ちょうどベルリンの壁の前年に私が体験をしたんですが、その翌年、ベルリンの壁が崩壊をし、そしてソ連がなくなって解体をしていくという状況、これ以上のことを申し上げる必要はないと思います。
私はあえて提言をしたいのですが、総理はロシアのエリツィン大統領と話されたときに、二十世紀中に起こったことは二十世紀中に解決したいという意味のことを言われたということを承っております。全くそのとおりだと思います。これはロシアとの平和条約の問題だけではなくて、北朝鮮との関係などもあるかもしれません。
それはそれとして、私は、第二次世界大戦が終わってから五十二年ですか、三年になろうとしている状況の中で、戦勝国、敗戦国と国連憲章の中に明記されているこういう状態というのをいつまでも引きずっているべきではない、この問題もまた二十世紀中に解決すべきではないか、そして東西対立という状況がなくなったということをやはり重く考える必要があるんじゃないか、そういうことを強く主張したいと思います。
そういう意味で、国連の場でそうしたことを議論するという提案を日本からしてはどうかと思うんですが、外務大臣、いかがですか。