伊吹文明の発言 (労働・社会政策委員会)

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○国務大臣(伊吹文明君) ただいまお尋ねがございましたように、先般発表されました失業率及び有効求人倍率を見ますと、まことに日本の歴史の中では非常に厳しい状態にあるというふうに認識をいたしております。特に失業率が高いのは、若年層とそれから五十歳代以上の方であります。
 ところが、若年層は、先生よく御承知のように、有効求人倍率が一を超えているわけでございまして、これは、職はかなりあるけれども気に入った職がないという現象でございます。そこで、若い方々を中心に、気に入った職がなければ職につかないという、それだけ余裕のある国に実は日本はなれたわけでありまして、私どもが就職をいたしました三十五年前、あるいは戦後、日本をここまで持ってきてくださった方々の若いころと比べると随分いい国になったんだなという実感はいたしております。
 しかし、問題は、それだけのいい国にしてくださった方々の現状が一番問題でございまして、特に五十歳以上の方々は有効求人倍率が〇・二を切っております。ということは、働きたい方に比べて職がないということでございますので、これらの方々については、るるこの委員会でもお話ししておりますように、労働省としては、短期的には雇用調整助成金の適用業種を拡大するとか、あるいは高齢な方を雇っていただいた場合の助成金を交付するとか、あるいは新しい職を積極的に職安で開拓をしながらマッチングするとか、そういうことをやっているわけでございます。その場合の、特に中小企業の方の一つの支えが、今日御審議をお願いしている中退金ということになろうかと思います。

発言情報

speech_id: 114215285X01419980402_006

発言者: 伊吹文明

speaker_id: 3636

日付: 1998-04-02

院: 参議院

会議名: 労働・社会政策委員会