小野昭雄の発言 (環境委員会)
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○小野(昭)政府委員 厚生省に対するお尋ねがございましたので、私の方からお答えを申し上げます。
今回ダイオキシン類が高濃度に検出されました場所というのは、施設のごく直近の周辺でございますので、周辺土壌の濃度というふうなものから考えまして、住民への影響が直接的にあるというふうにはなかなか考えにくいわけでございます。しかしながら、地元自治体が中心となりまして、周辺住民の血中ダイオキシン濃度等の健康調査を緊急に行うというふうに聞いております。
血中ダイオキシン濃度の測定方法につきましては、まだ従来標準化された方法がございませんでしたが、厚生科学研究におきまして標準的な方法につきまして統一をしつつあります。そういった統一された測定方法で測定をいたしませんと比較検討ができないわけでございますが、私ども、そういった技術的な支援というようなことにつきましては十分行ってまいりたいと考えております。
また、類似施設のお尋ねでございますが、先ほど環境庁からも答弁がございましたように、いわゆる豊能郡美化センターと同様に開放型の冷水塔を有します施設、三十六施設を今のところ私ども把握をいたしておりますが、既に関係都道府県に対しまして、湿式洗煙塔冷却部を循環する冷却水及び施設敷地内の土壌を調査いたしまして、その調査結果を取りまとめの上報告するように指示したところでございます。
この調査の結果によりまして、何らかの措置を講ずるべきであると判断される場合には、密閉型の間接冷却装置への変更等の設備の改善、あるいはフィルター等を設置いたしまして、冷却水中のダストの除去等の対策につきまして、国としての技術的な支援等を行って、早急な対応を図ってまいりたいと考えております。
また、湿式洗煙装置を有します施設は、今申しました三十六施設を含めまして約二百施設あるというふうに見込まれております。これらにつきましても、湿式洗煙装置及び洗煙排水処理装置やその中の冷却水の状況の点検、あるいは、洗煙排水が予定されていない経路を通って環境中に放出されていないかといった確認を行うこと等によりまして適正な排水処理の徹底を図りますよう、都道府県を通じまして廃棄物焼却施設設置者に指導していただくように指示したところでございます。
今後、これら全体の調査結果を踏まえまして、新たに判明いたしました排出経路につきましては、何らかの新たな規制が必要かどうか、あるいはガイドラインに追加をする必要があるかどうかということは、これらの調査結果全体を踏まえまして適宜対処してまいりたいと考えております。