保岡興治の発言 (金融安定化に関する特別委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○保岡議員 今宮本先生がお話しのように、先週衆議院を通過しました金融再生法は、いわば破綻した金融機関に対する対処のいろいろな施策を実行できるためのものでございます。したがって、一番我々にとってまた重要な意味を持つのは、現在国民に経済活動その他の資金の供給をしている私たちの周りにある金融機関の問題でございます。
先生も御案内のように、今、日本は大変な経済危機あるいは金融危機にあると言われております。世界も大変な状況にあって、アジアの金融危機、そしてまたロシアの金融危機、そしてそれが南米に飛び火している。どこがおかしくなってまた連鎖があっという間に広がるかどうかということがとても懸念されている。
日本の経済というのは、アジアはもちろんですが欧米にも大変な影響を持っている。アメリカと一緒に、世界で、経済の四割余りのシェアを持つ、そういう影響力のある我が国が、この経済を支える金融というものが、昨年の大型金融破綻以来もう大変な状況になってきている。ますます、資産である株が下がったり、あるいはデフレがどんどん進んで不動産の価格が下がったりして、バブル以来持ってきた大量な不良債権に苦しむ、さらにそのもっと大きな苦しみがのしかかってきている。
そういう状況で、今、先ほど申し上げた私たちの周りにある経済を支える金融機関が非常にあえいでいて、貸し渋りがどんどん進んでいる。どんなに経済対策を打っても、どんなにこの厳しい経済から逃れて新しい二十一世紀を目指す日本の元気のいい経済を手にしょうと思っても、まるでぬかるみに足を踏み入れるように功を奏さないのは、経済に資金が流れなければ当然の話です。
そういうことで、本当に我が国の金融が働くためには思い切った資本増強が必要であるということで、今度新しく資本増強の制度をこの法律によって設けようとしているわけでございます。
今、私たちは、この法案を一日も早く成立させて、思い切った資本の増強によって日本の金融セクターを支えて、そうして転換を図っていかなければあすはない、ずるずるおかしくなる、そういった意味で、この法律の意義は極めて内外に重要な意味を持っていると思って提案させていただいている次第でございます。