松崎俊久の発言 (沖縄及び北方問題に関する特別委員会)

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○松崎俊久君 最後に、農水並びに厚生省に質問をいたします。
 沖縄の子供を見ておりますと、いまだに戦後が続いているという印象を私は強く受けております。その理由は、日本四十七都道府県の中で唯一いまだに粉ミルクが学校給食に支給されているという現実であります。
 こういうような例は沖縄だけでありまして、それにはいろいろな原因があるだろうと思います。徐々に少しずつ生乳をまぜて、今五〇%か六〇%になってきたらしいのですが、こういう手間をかけてまで何で粉乳をいまだに。その結果、私は本土の十数カ所並びに沖縄の三カ所の高等学校で全女生徒の牛乳に対する好き嫌い、飲用率、実際に飲んでいる率を調べますと、学校給食が外れた途端に、おいしくない粉ミルクを飲まされてきた沖縄の子供たちは牛乳嫌いになって、このことがいわゆる育ち盛りの子供に牛乳を飲ませない場合には、将来、必ずこれが骨粗鬆症の対象者となることはもう学問的にもはっきりしております。骨粗鬆症になるかどうかは高等学校のときに決まると言われているぐらいであります。それを考えますと、やはり重大な問題であろうというふうに思います。
 それからもう一つは、牛乳をあそこで大量に生産しようと思えば乳牛に対する暑熱対策というものがあの亜熱帯の土地では必要であります。この暑熱対策にはやはりほかの九州、北海道よりもはるかに多くのお金がかかるわけでありますから、当然これは農水省としても酪農家に対する補助という問題が必要かと思います。そういう問題をどのようにお考えになるか。
 それから最後に、時間がありませんのでもう一つ質問申し上げますが、沖縄が本当に観光という面で収入を得たいと思うなら、従来のような観光のやり方ではなく、寒い土地の東北農民を三カ月ないし四カ月間沖縄へ移すこと、私はそれを前から考えてきて、沖縄県も最近はそれを真剣に追求しております。いわゆる長期滞在型保養施設であります。こたつに半年いて、体をみすみすだめにしていく雪国の老人たちをそっくり移していく、そのモデル事業を私は既に試験的に二つの自治体を結んでやっております。それに対して農水が別な、それに似た名目でありますが、いわゆる農村・都市交流という名目で調査費めいたものを出していただきました。
 いよいよこれを実践段階に移し、近い将来これを実行に移す予定でおりますが、そのためには、いわゆるハードの設備を長期的な目で国が出していただかなければなりません。ところが、農水省の予算の内容を拝見いたしますと、いわゆる都市と農村の交流というだけで、寒い国の老人たちの健康、そしてその生活費が沖縄にそっくり落ちるという、こういう相対的なものを考えていないわけでありまして、こうなりますと、厚生省がやはり国民の健康という視点からぜひともこの問題について考えていただかなければなりません。この点についてお伺いいたします。

発言情報

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発言者: 松崎俊久

speaker_id: 6278

日付: 1998-10-02

院: 参議院

会議名: 沖縄及び北方問題に関する特別委員会