水野誠一の発言 (経済・産業委員会)

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○水野誠一君 今のお話で大体両省のお考えというのはわかったわけでありますが、太陽光発電、これは確かに今大臣もおっしゃったように、バックアップ電源の問題とか蓄電技術のコストの問題とか、技術的な課題がまだまだある。しかし一方では、一九九六年に通産省が発表された試算ですと一億七千三百万キロワットの発電能力があると。これはちなみにその前の年であります一九九五年の夏のピーク時の電力需要を上回る数字だということで、決してばかにできないポテンシャリティーを持った方法である。まして、日本のように資源がない国であります。
 先ほど、堺屋長官は江戸時代は好老文化であったという文化論からおっしゃったんですが、やはり江戸時代というのは太陽エネルギーというのを最大限利用した時代でもある、こういう研究もございますし、私は大いに日本こそ太陽光発電の先進国ということに向かって頑張っていただきたいと思うわけであります。
 そして、また逆に、原子力発電のこれから計画なんですが、二〇一〇年までに十六ないし二十基の原子力発電所を増設する、こういう計画が長期エネルギー需給見通しにおいて六月に発表されているということなんです。ただ、この原子力発電の必要性というものもわかるのでありますが、果たして原発を二〇一〇年までにこんなにたくさん具体的に増設できるのか、この方がどうも非現実的なスケジュールなんではないか。それから、その設置に伴う補助金とかそういう目に見えない莫大なコスト、これを考えたときに、果たして原子力発電というのは本当に採算がとれるものなのか、こういう視点からぜひ、これは二者択一ということよりも、大いに両方のいいところを生かしての知恵の勝負だと私は思うのでありますが、ひとつそういった意味でのエネルギー政策をしっかりとお立ていただきたいというふうに思います。
 そして、もう時間が迫ってまいりますが、最後に、これは与謝野大臣と前に、官房副長官時代にも随分議論させていただいたような記憶もあるんですが、こういった例えばベンチャー支援とか産業支援の予算というのは往々にして補正予算で組まれる。しかし、本来はもっとしっかりとした予算を補正ではなくて当初予算の中でしっかり組んでいただきたい。やっぱり補正というのは本来の補正の意味という原点に戻っていただきたい、こういうふうに思うのでありますが、来年度の予算等々でそういった私どもの考え、あるいは大臣のお考えというものが反映されるものであるか、改善されてきているものなのか、これを最後にお尋ねして、私の質問を終わりたいと思います。

発言情報

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発言者: 水野誠一

speaker_id: 844

日付: 1998-09-17

院: 参議院

会議名: 経済・産業委員会