宮澤喜一の発言 (財政構造改革に関する特別委員会)
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○宮澤国務大臣 私どもの党内運営にも関することでございますので、幾らか申し上げるのにちゅうちょいたしますけれども、しかし、これは公党のことでございますから、公のこととしてお答えをいたすべきであると思います。
私どもの党内におきまして、参議院選挙で従来の政策運営についての厳しい批判を受けた、したがって、党内のリーダーシップの交代は不可避であるということになりまして、リーダーシップの争いが行われました。その中で当然政策論争は行われておりまして、例えば小渕総裁候補は、大幅な減税あるいは財政政策における転換等々の主張をせられました。その他幾人かの候補者がいろいろな政策主張をされたわけでございますが、党内においてそういう政策転換の主張が公に行われて、それによって党内における総裁の公選が行われましたことは御存じのとおりでございますので、その間で党としては非常な厳しい自己批判をしておるわけでございます。
そこで、今の中川委員のお尋ねは、しかし、それは党内におけることであって、参議院選挙にあらわれた民意というものは明らかに自民党のそれまでの政策についての大きな批判であるから、自民党は改めてこれを衆議院選挙に問うて国民の批判を受けるべきではなかったか、こう言っていらっしゃるわけで、それは政治学者のお話としてはきっとそういうことになると私は思いますけれども、私どもで申しましたら、あれだけひどい参議院の批判を受けて、もう一遍衆議院の選挙をやって負けるみたいなことはとてもやれるものではない。とてもそういうわけにはまいりませんので、ここはやはり何とかして立て直さなければならない、そういうことで政策の転換を図ってまいりました。
しかし、今でもこういう御批判があればいち早く衆議院の選挙をやって世論の批判を受けるべきである、おっしゃることはよく存じておりますけれども、願わくは、我々の政策を改めることによってもう一遍世論の支持を回復したい、こういうふうに考えておるところでございます。