宮澤喜一の発言 (行財政改革・税制等に関する特別委員会)

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○国務大臣(宮澤喜一君) 政府の財政構造改革の具体案を当時決定するに当たりまして、五原則というものを掲げました。その内容はただいま委員の仰せられましたようなことでございますけれども、それ自身はいわばこの財政構造改革を具体化するに当たっての基本的な考え方を述べたものでございまして、どちらかといえば定量的というよりは定性的なことでございます。
 それに基づきまして構造改革の具体策として定量的なものが幾つか決められ、そしてそれが廃止の対象になったということでございますので、厳密に申しますと、五原則そのものはそもそも原則として、財政構造改革の具体的な内容ではございませんでしたし、したがいまして廃止の対象となる具体的な内容ではない、こういうことになろうと存じます。
 逆の言葉で申しますと、具体的な構造改革の諸条項は今回停止をされることになりますが、その基本になっておりました思想というのは、その思想そのものが別に否定されたわけではない。思想としてはそういう物の考え方は残っている部分があっても別段差し支えはないし、恐らくある部分は残っておると申し上げるべきでしょうが、したがってそれは本来原則として掲げられた定量的なものでございませんから、そういう意味で厳密に言えば凍結なり停止の対象になるものではない、こう申し上げるべきだろうと思います。

発言情報

speech_id: 114414269X00319981211_008

発言者: 宮澤喜一

speaker_id: 13804

日付: 1998-12-11

院: 参議院

会議名: 行財政改革・税制等に関する特別委員会