島田洋一の発言 (日米防衛協力のための指針に関する特別委員会)

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○島田洋一君 まず、中国、台湾絡みの問題ですけれども、中国の場合、もし仮に台湾が独立宣言するようなことがあれば、それは武力でもって阻止するというような、かなり脅迫めいた発言も繰り返しておるわけですが、今の中国の体制と台湾の体制を比べれば、明らかに台湾の体制の方が自由であり、民主的であるわけです。それを、かなり自由化され、民主化されてきたとはいえ、中国が強引に武力で強襲するというようなことは、我々は黙って見ているわけにはいかない。
 私は、現在、中国においても、トップの人たちは武力で台湾をどうこうしようというようなばかなことは考えていないと思う。そういうまともな人たちがきちんと中国の政治を運営していってくれるためにも、妙な強硬派が台頭しないように、変に軍事的に台湾に手を出したら大変なことになりますよという、やはりそういう体制は抑止力としてつくっておく必要があるだろうというふうに考えるわけです。
 一番望ましいのは、中国がさらに民主化され、自由化され、中国と台湾、ほとんど体制に差がなくなって自然に一緒になるというのが望ましいと思うのですが、そこに至るまでに、中国内の妙な強硬派が、やっても大丈夫だと誤解して台頭しないように、妙な軍事的な手を出すと大変なことになりますよと、やはりそういう体制というのはつくっておく必要がある。
 だから、今回、台湾地域は外すんだというようなことを、日本側としてははっきり言うべきではないかと私は考えます。殊さら台湾が含まれておるんだと言う必要もありませんけれども。
 北朝鮮に関しては、対話の中で信頼感を醸成していく必要があるんじゃないかというお話もありましたが、対話していく中でどんどん信頼がなくなってきたというのが実態であります。
 北朝鮮側が、今回のガイドライン法案というのを脅威ととらえておる、脅威というかまずいなととらえておることは、それは連日の向こうの朝鮮中央放送なり平壌放送、労働新聞を見ていてもわかることであって、この法案を通すというのは宣戦布告に等しいんだというようなことも、なぜか知りませんが、最近は余り言いませんけれども、ちょっと前まで声高に言っておりました。
 向こうがそれだけ気にしておるということは、やはりそれだけ抑止力としてきくということでもありますから、先ほども言ったように、何らリスクを負わずに抑止力だけ働かそうというような虫のいい話はこの世にはないんだ、ある程度やはり覚悟はせざるを得ない、基本的にそういうふうに考えます。

発言情報

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発言者: 島田洋一

speaker_id: 18458

日付: 1999-04-15

院: 衆議院

会議名: 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会