宮澤喜一の発言 (予算委員会)

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○宮澤国務大臣 長期、短期の金利につきまして御説明を申し上げます。
 御指摘のように、日銀は去る十二日の政策委員会におきまして、今おっしゃいましたような徹底的な短期誘導の方針を決定されました。同時に、国債を対象とするいわゆるリパーチェーシングオペレーションについては従来以上に積極的にやっていくこと、また長期国債の買い切りオペにつきましては今までと同様にやっていきたい、いわゆる日銀による新規発行の長期国債の引き受けというものは、従来どおり、好ましくない、考えない、こういう決定でございましたが、全体といたしまして、非常に、長期に低目誘導を、短期にたっぷりした金融を提供することによって、上がりぎみな金利情勢というものに日銀として最大限の対応をされたものと考えております。
 もとより、日本銀行の言われますとおり、直接長期金利に、日本銀行はそれを左右する道具立てを持っておられません。それは私はそのとおりだと考えますので、たまたま、少しおくれましたけれども大量の国債発行をいたしますから、国庫といたしましても、国債の発行の仕方について、その種類を少し、一本調子でなく、あれこれ品数をふやしますことと、それから、資金運用部がこの一、二、三月はいろいろ将来の展望もございまして、市中からの既発債を買い入れすることをやめようと一たんは昨年の末に決定をいたしましたが、その後の市況また資金運用部の資金状況等も考えまして、二月、三月におきましては市中からの買い入れをいたす、従来どおり、月二千億ずつ、一千億ずつ二回、そしてそれを二、三月といたすことを決定いたしました。
 昨年の暮れに、大量の国債発行があるという見通しと、資金運用部が市中からの買い入れをやめるということから、やや長期金利は過剰反応をいたしたように私は見ておりましたが、ただいまのところ長期金利は落ちついてまいりました。
 もとより、昨年のように〇・六%とか一%とかいう金利はもともと異常であると考えておりますので、正常化していく趨勢にはあると思います。思いますが、そうして多量の国債を発行するわけでございますから、発行者としての心構えも十分に配意をしなければならないと考えております。
 幸か不幸か、市中の資金需要、設備投資の資金需要というものは非常に低い現状でございますから、両者が競合して、いわゆるクラウディングアウトというようなことにはなかなかならないのではないかと思いますが、万一と申しますか、仮にそのような民間の長期資金の動意がございますようでございますと、もとより国債発行者としても十分そういうことに配意をしてまいらなければならないと思っておりまして、その点は十分これからも注意をしてやってまいるつもりでございます。

発言情報

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発言者: 宮澤喜一

speaker_id: 13804

日付: 1999-02-18

院: 衆議院

会議名: 予算委員会