棚橋泰文の発言 (労働委員会)

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○棚橋委員 ありがとうございました。
 次に、中高年の方の再就職の問題についてお伺いをしたいと思います。
 中高年の方の再就職問題、逆に言うと失業の問題というのは、私はこれが一番厳しい問題ではないかというふうに考えておりまして、特にこの御世代は、教育費がかかるお子さんをお持ちの方も多いわけですし、また、ある意味では社会の一番バックボーンの方々ばかりでございます。そこで、中高年の方の再就職をいかに支援していくかというのが、今回の雇用対策の中でもあるいは労働省の役割としても最重要になっているんではないかと私は思いますが、その点について少しお伺いをしたいと思います。
 私は、中高年の再就職が厳しいのには幾つかの要因があると思いますが、第一点は、やはり前の勤務先に比べて再就職をしたときに年収が大幅にダウンするケースが多いということがあるんではないかと思います。もちろん、再就職ですから年収のある程度のダウンは我慢しなければいけないという見方もあるのかもしれませんが、特にこの御世代は、例えば教育費のかかるお子さんなんかをお持ちであったりしてなかなかそう簡単にはそれがいかない、これが一つ再就職を阻む要因になっているんではないかというふうに考えております。
 これは質問というよりもまさに大臣に対するお願いでございますが、閣議のメンバーとして、例えばこういう御世代の方の再就職を支援していこうとすると、単に労働省の所管だけではなくて、奨学金制度の充実といったことも含めた教育費の軽減とか、そういった他省庁に関連する問題もあるんではないかと思います。要は、中高年の方の再就職が年収ダウンということが難しいのでなかなかできないんであれば、逆に言うと、少しでもこの世代の生活費を軽減するような努力というのを法的にできる限りやっていかなければいけないと思いますので、また閣議の場等でその点御指導をいただければこんなありがたいことはないというふうに考えております。
 中高年の方の再就職を阻む二つ目の要因というのは、多分能力的な問題ではないかと。まさに大臣が最初におっしゃったように、情報関係の操作ができなければ、今は昔の読み書きそろばんと同じ時代ですので、この部分をいかに能力開発をしていただくかということが大事ではないかと思いますので、まず、今回の雇用対策で中高年の方の能力開発に対してどういう支援措置をしているかということをお話しください。
 それから三番目は、これはある意味では大変根の深い問題ではないかと思いますが、どうしても求人活動の中でやはり年齢の若い方を中心に要望される企業も多いんではないかと思います。もちろん職業能力の問題もあるんでしょうし、それから、日本の年功序列型賃金制度のもとでは若い方の方が給料が安いですから、使う側としてはどうしても若い方ということになると思いますが、私は、中高年の方に対する求人数自体が限定されている、このこと自体が実は中高年の方の雇用を阻む最大の要因ではないかと思いまして、この点について、例えば年齢制限的な求人活動に対して一定の指導をするということも含めて、中高年の方の求人を少しでもふやすために労働省として何かその施策を考えていらっしゃるのか、あるいは方向性を考えていらっしゃるかということをお話しいただければと思います。

発言情報

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発言者: 棚橋泰文

speaker_id: 28065

日付: 1999-07-09

院: 衆議院

会議名: 労働委員会