棚橋泰文の発言 (労働委員会)
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○棚橋委員 ありがとうございました。
最後に大臣に、将来の雇用のあり方について、まさに今のお話にも関連してお伺いしたいと思います。
大変厳しい経済情勢、特に世界的な大競争時代のもとで雇用をきちんと確保していこうと思うと、今まで以上に、残念ながらある程度の雇用の流動化というのは不可欠ではないかと私は思いますし、そういう観点から先般の派遣事業法の改正もなされたのではないかというふうに考えております。
ただ、やはり多くの方にとりましては、第一に守りたいのは雇用の安定でございます。これは非常に難しい、アクセルを踏みながらブレーキを踏むような感じもいたしますけれども、まず、多くの方にとって基本的に雇用の安定というものを確保する、いわゆる終身雇用制というコアを守りながらも、キャリアアップ型の転職を望まれる方には雇用の流動化の中で円滑に移転できるように支援していく、こういう雇用形態が二十一世紀のあるべき姿ではないかと私は思います。
なかなか難しいのは、長期雇用と雇用の流動化というある種背反するものをミックスしていかなければいけない。といいますのは、多くの方はやはり雇用の安定を求めますし、しかし一方で、流動化しても自分のキャリアをアップしていける、あるいは今回の厳しい経済情勢の中でまさに失業されている方々、こういう方々のためにはやはり雇用の流動化をある程度進めなければいけないというこの二つの要素をいかに雇用形態の中に取り込んでいくかというのが、非常に難しい、しかし労働省の最大の課題ではないかと私は思います。
そこで、大臣のこの点についての御所見をお伺いしたいと思います。