小松一郎の発言 (外交・防衛委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○政府委員(小松一郎君) 御質問の点でございますが、まず北朝鮮は一九八五年、昭和六十年でございますが、に核不拡散防止条約、NPTを締結いたしまして、九二年一月にこの保障措置協定をIAEAとの間で締結しております。
それで、この保障措置協定に基づきます特定査察とその冒頭の申告の内容を調査する特定査察が行われた結果、IAEAの調査の結果と北朝鮮の申告との間に重大な不一致があるということが判明して、そのため一九九三年二月にIAEAは北朝鮮に対して未申告施設に対する特別査察を要求したわけでございます。これを北朝鮮側が拒否をいたしまして、同年三月にNPTの脱退を決定して安保理等に通報した、こういうことから大変な核疑惑の問題が生じたわけでございます。
その後、米朝協議が行われました結果、九三年六月に北朝鮮はNPT脱退を中断するという決定を行いましてこれを発表いたしました。それから、それに基づきましてIAEAによる査察も再開したわけでございます。九四年の米朝間の合意された枠組みに従いまして、北朝鮮の核開発問題解決のための体制が築かれているわけでございますけれども、この体制のもとで、今申しましたように、IAEAは北朝鮮との保障措置協定に基づく査察を一応継続実施をしております。これに加えまして、KEDOの資金協力協定のときに御審議をいただき、凍結することとされました黒鉛減速炉等の施設でございますが、この黒鉛減速炉の密封された使用済み燃料をIAEAが今監視をしている、こういう状況にございます。
これから先でございますが、合意された枠組みによりまして、北朝鮮はKEDOからの主要な原子力部品の引き渡し、軽水炉の主要な部品の引き渡しが行われる以前に、IAEAが必要とするすべての措置をとることを含めましてIAEAとの保障措置協定を完全に履行することとなっておりまして、これは一九九四年の米朝間の合意された枠組みでございますけれども、関係の部分だけちょっと読ませていただきますと、「軽水炉プロジェクトの主要部分が完了した時に、重要な原子力関連部品の供与の前に、北朝鮮は、北朝鮮における全ての核物質に関する北朝鮮の冒頭報告の正確性及び完全性の検証に関しIAEAと協議を行った後、IAEAが必要と考える全ての措置をとることを含め、IAEAとの保障措置協定を完全に履行する。」と、こういうふうに記載されているわけでございます。