水野誠一の発言 (経済・産業委員会)
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○水野誠一君 いささか物足りない御答弁でありますが、コストが高い、あるいは技術的に困難、あるいは我が国のエネルギー供給を担うものとしては非現実的であるなどという後ろ向きな見方がどうも政府の姿勢、政策の中には根底にあるような気がしてなりません。(「思い込みが激しい」と呼ぶ者あり)まさに思い込みが激しいのではないかという御指摘もあるようでございます。
長期需給見通しの新エネルギーのシェアが二〇一〇年でも一次エネルギー総供給のほんの三%という試算をよしとすることなく、我が国の将来の選択すべきエネルギーのベストミックスの模索、これをぜひ危機感を持って推進すべきだと私は考えます。
さらに、諸外国が次々と政策転換を行って原子力開発から撤退をしてビジネスとして成り立ち得る新エネルギー開発を行っている中で、日本だけが原子力開発に過度に頼ろうとすることは、エネルギー政策のみならず経済政策の観点からも私は大きな禍根を残すのではないかと思うわけです。すなわち、一昔前までは核燃料サイクルをどの国が先行して完成させるかということで激しい国際競争が行われてきたわけでありますが、その結果がその国のエネルギー政策、産業競争力を決定づけていた面も確かにあったわけでありますが、現在では新エネルギーについての国際競争に舞台が完全に移っている。こういう現実をやはり我々はしっかりと受けとめなければいけないんじゃないか、そうした観点からのエネルギー政策を進めていかない限り、将来の日本のエネルギー構造あるいは産業競争力が世界から孤立した脆弱なものになってしまう危険性すらある、こういう感じが私はしております。
こんな観点からも、今までの経緯にとらわれて核燃料サイクルを金科玉条とするのではなくて、大胆な政策転換も視野に入れた検討が排除されてはならないと私は考えておりますが、これについてできれば大臣の御見解を最後に伺って、質問を終わりたいと思います。