加藤紀文の発言 (交通・情報通信委員会)
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○加藤紀文君 自由民主党の加藤紀文でございます。
私は、地上放送のデジタル化について若干のお尋ねをしたいと思います。
今地上放送を含む放送のデジタル化というのが世界的趨勢であることはだれしもが認めるところでありますが、我が国がなぜ二〇〇〇年からデジタル放送にするか余り明快な説明がなかったような気がするわけであります。
確かに、私なりに考えますと、情報通信の技術の革新、すばらしいものがありました。これが先行しておって、ではこの技術革新を放送メディアにいかに活用しようかという議論といいますか検討が進んでまいっておりましたが、そこには放送事業者やまた視聴者の立場からの議論が余りなされていなかったような気がするわけであります。私は、むしろ後者の問題の方が最も重要な問題ではないのかなという気がいたしております。
そして、二〇〇〇年からデジタル化が始まりますと、データ放送とか高精細度放送ですか、HDTV、また多チャンネル化、大体それぐらいが予想されるわけでありますが、例えばHDTVといったところで、放送番組からすれば標準放送のSDTVとのモードの変更にしかならない。そして、多チャンネル化といったって衛星放送やCATVを通じてもう既に多チャンネル化に至っているわけでありますから、むしろこれからはデジタル技術によらなければできないような付加サービスの開発や、またデジタル放送にふさわしい映像コンテンツそのものに関するサービスの提供が必要になろうかと思うわけでありますが、郵政省はこの点につきましてどのようなお考えを持っているのか、まずお尋ねいたします。