依田智治の発言 (行財政改革・税制等に関する特別委員会)

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○依田智治君 この点、衆議院の審議においても、官房長官が、過去を踏まえつつ、シビリアンコントロールの見地から内閣府のもとに防衛庁というものを置くことが我が国のたしかありようとしては重要な意味を持つんじゃないかというような発言を私はテレビを通じて拝見しておりました。
 私はそこで、現実にいろいろ議案を出す、予算書を出す、省令を出すというときに、本当にそこの内閣府、今は総理府ですが、のもとに置くことが本当にシビリアンコントロールになっているのか。ただ判こをつく時間が実質的に中身を、あれはただ判こをもらわないと閣議請議もできないし、政令もできない、予算調達するときも総理府の会計課へ行って判こをもらうという、そういう手続みたいな感じなんです。
 そこで、私は真のシビリアンコントロールというのは、今、官房長官も言われましたが、国会がきちっと自衛隊、防衛庁というものを管理する。内閣のもとに防衛庁というものをしっかりと行政権の中に位置づけて、それを内閣を通じて管理していく。そしてもちろん、どういう立場になろうと総理は自衛隊の最高指揮官という立場でしっかりと自衛隊を直轄する。さらに、現在もそういうシステムがありますが、安全保障会議というものがあって、国家の重要事態、それはしっかりと管理していく。さらに、防衛庁においては文民による、このシビリアンというのは文民、防衛庁長官は文民である、それで内閣、文民の参事官の制度というものもしっかりと確定している。
 そういうことによって、むしろ実質的にシビリアンコントロールというのはなされるのであって、内閣府のもとにおいて判こがふえるというそういう形で、かえってそんな形を置くことによって、むしろ私はなぜこの命をもとに本当に日夜精励している自衛官、自衛隊、職員も入れると三十万近いこういう組織、そういうものが昇格とかいろいろ言われているということは、何か各省並みに扱われていないということ自体、国家として大変な損失であり、自衛官の士気にも関係があるからこう直せというわけじゃないけれども、国家として私はこの点は大変重要な問題じゃないか、こう思うわけでございます。
 先ほど長官も、今後十分議論して深めていきたいという、いわば私としては前向きにとったわけですが、そういう御回答もありましたので、この点は指摘しておくだけにします。
 防衛庁長官、私の認識では、本当に先進国家、後進国家はもちろん軍事国家みたいな、北朝鮮みたいな軍事委員会委員長が国家主席を廃止した上で最高指揮者というような国もあります。これは例外として、大体もう国家があるところにしっかりと国防というものを位置づける。国防省、韓国とか中国は国防部と言っています、これは省ですね。スイスみたいな国でも、むしろ民間防衛も含めて国防という問題についてしっかりとやっておるというのが国の常識なわけですから、その常識にかなったことをすること自体は全く私は当然なことではないか、こう思うわけですが、防衛庁長官、各国の状況は大体私が今言ったような認識でよろしゅうございますか。

発言情報

speech_id: 114514269X00919990702_012

発言者: 依田智治

speaker_id: 5515

日付: 1999-07-02

院: 参議院

会議名: 行財政改革・税制等に関する特別委員会