田英夫の発言 (日米防衛協力のための指針に関する特別委員会)
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○田英夫君 ところが、そのときの御報告にもありましたが、海上保安庁の巡視船の速力では追いつかないというような事態の中で、深夜になって自衛隊法八十二条を発動した。海上警備行動を我が国としては初めて発動した、こういうことでありますが、ところがこの海上警備行動というのは今回がもちろん初めてなんですけれども、過去の国会でのやりとり、審議の状況を調べてみると、実は審議の上では何回も取り上げられております。
一九七〇年四月十四日、参議院予算委員会の分科会で、当時の中曽根防衛庁長官が、海上警備行動は海上保安庁の船舶が攻撃を受けて危殆に瀕して、それを、相手を排除するということで正当防衛の範囲内で必要な行為として許される、そういうものでありますという答弁をしておられる。
さらに、一九七七年四月三十日、参議院の農水と内閣の連合審査の中で、三原防衛庁長官が、自衛隊は平時の場合に、もっと簡単に申し上げると、この海上警備行動というのは戦争につながるおそれがあるので、徹底的に適用を慎まなければならないものだと自分は思っている、海賊その他不法な船舶が横行するというような非常に危険な事態のときに初めて適用すべきものだと。こういう戦争につながるようなということを言っておられる。
こういう過去の答弁に比べると、この間の不審船なるものの事態というのはそんなに危険なものだったと言えるんでしょうか。防衛庁長官、これはいかがですか。