三浦一水の発言 (農林水産委員会)
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○三浦一水君 基本法というものは、農業の基本法にかかわらず、ほかの分野におきましても本来抽象的な性格であると考えております。現行の農業基本法においても、専ら国としての姿勢がどうであるか、意思がどうであるか、あるいはそのときの政治、経済の状況、これらのものに大きく影響されながら個々の政策が実施されていくということではないか、またそのような評価であります。
このことを踏まえ、新農業基本法は、機動的な政策運営が可能となるように、農業基本法に比べてややもするとより抽象的で政策体系も不明確だと見る向きもあるわけでございます。また、非常にうがった見方もできますけれども、WTOの交渉のために、あるいは現実の施策の指針たり得なくなったとされる農業基本法を清算しながら、平成四年に農林水産省が打ち出されました新農政、「新しい食料・農業・農村政策の方向」、これらの考え方に沿った新基本法の制定と見る向きもあるわけでございます。
そこで、もう一度重ねてお尋ねをしたいと思うんですが、現行の農業基本法に対する総括を踏まえて、今新しい農業基本法を制定する理由は何かということについて改めてお尋ねをしておきたいと思います。