中川昭一の発言 (農林水産委員会)

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○国務大臣(中川昭一君) 現行農業基本法は、条文に書いてあるとおり、農業者あるいは農村地帯をどうやって都市並みにしていくか、生産面あるいは生活面を含めてそれがポイントであったわけであります。
 プラス、マイナス両方あるわけでありまして、うまくいった結果といたしましては、農家所得が一般勤労者よりも上回るようになった。これは農業だけではないトータルの農業所得でありますけれども、そういう面もありました。それから、これは農業の持つ宿命的な要素だと思いますけれども、やはり自然相手、生き物相手である以上は、工場の生産性向上のような、幾何級数的にふえるような生産性向上というものがどうしても農業の場合にはできにくくて、生産性向上はしたのでありますけれども、いわゆる工業との間の生産性の格差を埋めることができなかった。そして、生活面におきましても、下水道整備が象徴的でありますけれども、生活基盤が依然として都市並みになることができなかった、こういうような農業・農村の現状が否定し得ない現実として総括せざるを得なかった。
 そしてまた、先生御指摘のように、一般消費者の方は非常に所得等が伸びた結果、外国から必要なものは輸入すればいいじゃないかというようなことで、自給率が低下し、そしてまた食生活も欧米並みの食生活ということで、結果的に日本型食生活が失われつつあって、これもまた自給率の低下に大きな影響を与えたということが一般的な総括として言えるのではないかというふうに思っております。

発言情報

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発言者: 中川昭一

speaker_id: 18912

日付: 1999-06-29

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会