国井正幸の発言 (農林水産委員会)
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○国井正幸君 いろいろWTO協定の中でも、特に輸出国と輸入国との権利と義務のバランスを欠いている点とかいろいろあると思うんですが、価格支持政策の部分について、それは輸出国と輸入国とで、あなた方、輸入国に対してだけ輸入義務を課しておって、では不足したときに輸出はどうなのと、そういう部分とか何かについてはそれなりの迫力を持って物を言えるというふうに思うんです。
ただ、私が心配するのは、この価格支持政策の部分については、どうも全体的に押し切られはしないか、そういう方向にあるのか、これは我が国としても何としても頑張ってもらわなくちゃなりませんが、しかしこれは相手のあることなんです。合意に達しないということになると今のような状況が続くということなんです。今のような状況が続くということは、AMSの削減目標等も定められておって、やっぱりそれは削減の方向なんです。横ばいないしふやす方向には決してない。
だから、そこで一番問題なのは、いろんなことでこれから国内農業を振興してその多面的な機能を発揮させる、そして国民には安全と安心を、農業者には自信と誇りを持ってもらう、こういうことでやるんですが、この価格支持政策が削減の方向になってくると、冒頭御質問させていただいたように所得との関係が出てくるんです。農業所得との関係が出てきます。
そうすると、要は、産業として成り立たないというか、そこに従事をしてもそれで飯が食えない。それもあっちもこっちもやっているからアブハチ取らずで飯が食えないということは世の中にあります。いろんなことをやっているから、まとまったものができないから、三日坊主で、そういうことは世の中あるけれども、専らそれに専念をしていって、しかも所得が十分確保されない、こういうことになったらこれは後継者を見つけようといってもなかなか私は難しいというふうに思うんです。
一番のポイントは、これからの国際化社会の中で、WTO協定というのはできた、我が国もそれを批准した、これから直そうともしているけれども批准した。そういう中で価格支持がどうも下げられてくるのではないか。そうしたときに、価格支持が下げられてきたとするならば、それにかわる政策というのは我が国の中で、新しい農業基本法の中で何を打ち出すのか。ここがどうも私が話している限り、私の周りにいる方々ではなかなか理解できないと言うんです。持続可能な農業をつくるんだ、いろんなことを言っている。だけれども、ここぞというポイントが、価格支持政策は下げるけれどもそれにかわって、ではこれでもってそれを埋めていってこれを伸ばしていくんだというところがどうも見えないという批判が率直のところあるんです。
これらに対してやはり単純明快にもっとすぱっと打ち出すようなことが求められているのではないか、このように思うんですが、非常に難しい、大臣に対してもきつい質問かもしれませんが、その辺、大臣はどのようにお考えでしょうか。