有馬朗人の発言 (本会議)
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○国務大臣(有馬朗人君) 浜四津議員の御質問にお答え申し上げます。
第一に、大学の個性化、多様化を図るため、大学入試センター試験の廃止、人物本位のアドミッションオフィス入試方式の早期普及について御提案がございました。
大学入試センター試験につきましては、利用方法を自由に決めることができるアラカルト方式を採用しております。したがいまして、それにより各大学における入試の個性化、多様化が図られてきたところでございます。
アドミッションオフィスの入試でございますが、いわゆるアドミッションオフィス入試は受験生の能力、適性等を多面的に評価し、受験時の学力に過度に偏重しないきめ細やかな入学者選抜方式であると認識しております。私自身もこの方式を大いに評価しております。平成十一年度予算案におきまして、三国立大学におけるアドミッションセンター新設について所要の措置を講じております。
現在、中央教育審議会に対しまして、初等中等教育と高等教育との接続の改善について審議をお願いしているところでございまして、御指摘の大学入試センター試験やアドミッションオフィス入試のあり方を含め、大学入学者選抜の改善についても幅広く検討いただくことにいたしております。今後とも、中央教育審議会の審議も踏まえながら、大学入学者選抜の改善に努めてまいります。
大学への遺贈及び寄附金の完全非課税化などを進めるべきであるとのお尋ねでございますが、大学の財源の多様化を図り、その財政基盤の充実を図ることは極めて重要であり、このため、さまざまの税制上の優遇措置が講じられてきているところでございます。
文部省といたしましては、こうした優遇措置を十分活用して、各大学がその健全な財政基盤を維持確立することが重要と考えております。今後とも、これらの制度についての充実、活用を促進いたしてまいりたいと存じております。
地域の社会人を学校教育において活用するための人材バンクの創設について御提案がございました。
御指摘のことは、文部省、そして私自身も極めて重大な課題であると考えております。学校教育における社会人の活用につきましては、文部省といたしましては、特別非常勤講師の対象教科を全教科に拡大するなど、制度の改善を図るとともに、各都道府県に対し所要の経費を補助し、その促進を図っているところでございます。
講師等としてふさわしいすぐれた人材をプールする御提案のような人材バンクの創設は、学校教育における社会人の活用の促進に資するものとして極めて有効なものと認識いたしております。文部省といたしましても、可能な支援措置を検討し、各県市教育委員会における積極的な取り組みを奨励してまいりたいと考えております。
第三に、小学校から高等学校までの教育において平和教育、環境教育を充実すべきであるとのお尋ねでございますが、これからの教育において御指摘の平和、環境などの課題をしっかり教えていくことは極めて重要であると考えております。
現在、学校教育においては、これらの課題に対し、環境問題についての正しい理解を深めるとともに、環境や自然を大切にする心を育成し、よりよい環境の創造のために主体的に行動する態度や資質、能力を育成していくこと、自他の生命を尊重する心や互いに認め合い、ともに生きていく態度を育成するとともに、異文化を理解し、国際協調の精神を養い、平和的な国家及び社会の形成者として必要な資質を養うことなどの指導を児童生徒の発達段階に応じて展開しているところであります。
昨年十二月に告示された新しい小中学校学習指導要領においても、改善充実を図ったところであります。今後とも一層の推進に努めてまいりたいと思っております。
国立及び公立大学に平和学、環境学の講座及び学部拡充を推進すべきとのお尋ねでありますが、現代社会のグローバル化、環境問題の重要性等にかんがみ、大学において国際平和や環境保全に関する教育研究を推進することは意義深いことと考えております。
御指摘の国立・公立大学における関連の講座等の拡充につきましては、既に環境を名称に含む学科を有する学部や大学がふえておりますが、各大学の検討状況、行財政事情等を総合的に勘案しつつ、適切に対応してまいりたいと考えております。
以上、お答え申し上げました。(拍手)
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