奥村展三の発言 (平成十一年度一般会計予算外二件両院協議会)
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○奥村展三君 参議院の会の奥村でございます。
我々は、参議院の独自性を特色としながら、会派拘束をしないということで進んでまいりましたが、以下の点につきまして申し上げて、反対をいたしました。
まず、景気対策と財政再建は二者択一ではないと思います。車の両輪のごとくである。しかし、我が国の財政は機動力を発揮する余力もないところに至っていると思います。そのあかしといたしまして、昨年末からの長期金利の上昇もあると思います。我々は、マーケットの最後通牒とこれをとらえているところであります。
そして、橋本内閣時の財政再建路線を百八十度転換いたしまして、景気回復なら何でもありというような野方図な財政になっているということを憂えているものであります。
一方、景気が回復すれば財政再建という議論があります。しかし、大蔵省の財政中期展望を見てみましても、仮に三・五%成長が達成されましても歳入歳出のギャップは縮小しないことがわかっております。しかも、ここ数年景気が足踏みいたしますと、赤字は百兆円単位で積み上げられることになっております。
本格的な高齢化社会あるいは基礎年金の国庫負担増などの歳出需要の増加も見込まれているわけであります。いろいろ各会派で申されましたように、将来への展望が全くない予算と言わざるを得ないということで反対をいたしました。
以上でございます。